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オプショナルツアー
 
ソニー厚木スキークラブ 伊藤直子

「小樽オプショナルツアーに参加して」

指導員研修会(北海道)にA日程で参加した最終日。
同じ日程で参加した去年は、特にすることもなくバスの出発時間までホテルでゆっくりと荷造りなどしていました。 今年は前の晩にサッサと荷造りを済ませ朝9:00頃出発の「小樽観光」オプショナルツアーなど申し込んでみました。
バスで揺られること1時間弱?旅行会社の方から渡された小樽の地図などを見ている内にアッという間に小樽に到着、バスから降りて約5時間の自由行動!
さてどこに行きましょうかね…の前に「寒い!寒い!寒い!」の連発。コレはちょっと小樽の寒さを甘く見ていた様です。Gパンやチノパンなどは下にタイツなど履かないと、冷えた布地が肌にピタッときて「ひぃーっっ!!」。
天気は悪くなかったのでコンビニでホッカイロを購入して、散策を続行。

やはり、小樽といったら「運河」。 運河沿いの遊歩道をテクテクと歩きました。
運河を挟んだ反対側には重厚なレンガ作りの倉庫などが建ち並び、写真でみた通りの風景にしばし写真撮影(プリクラ含む♪)などで時間をつぶしました。
今度は倉庫側の道を歩いてみました、倉庫の表側にある道を歩くと、ほとんどの倉庫がお店・飲食店になっていることがわかりました。 中にはロシアや外国からの輸入品とみられる品を大量に扱っている輸入雑貨のお店などがあり、広い
店内にところ狭しと置かれた品物は良品から「なんでこんなものが?」なんてものまであり、おおいに楽しめました。 広い店内を暖めるためにつけられていた大型ストーブの迫力には驚かされました。ブォーッ!という轟音とともに熱気が
吹き出していて、さすが厳寒の地の暖房器具だなぁーと感心するやら恐いやら。
食事をする予定だった運河近くのお店「海猫屋」が、まだ開店時間ではなかった為、先に駅前の「三角市場」に足を運びました。 市場の入口にあるお店でしばしカニの良し悪しについてのレクチャーを受け、とりあえず市場内へ。 少し下り気味の細い通路の両脇に同じような品物をびっしりと並べたお店が続きます。
少しでも立ってみていると途端にお店の人に声をかけられて、断りづらくなるほどのサービスや説明を受けます。(これはタイヘン!財布のヒモをしめないと)
知人から紹介を受けていた入口を入ってスグの「田中商店」の「いくらの醤油付け」を試食……おいしぃ。ビン詰めで1,200円とまずまずのお値段。どこのお店にもいくらの醤油付けがあり、どうやらそれぞれのお店の自家製の味でおいてある様子。自分で味見をして選んでも良いかと思います。

同じお店でもう1つ購入したのが「アワビのウニ漬け」!これはビックリするほど美味しい!!薄切りにしたアワビをツブしたウニで和えてあるものですが、濃厚な味につい「ゴハン!」と叫びたくなってしまいました。 高いかなぁー?と思っていたら、単価は忘れましたが、大きめのカップに一杯分位の量で900円程度。(家族がこの味でその値段は安い!と言っていたのでお買い得だと思います♪) 来年は倍の量くらい買って帰ろうと思った一品でした。
カニは当然どこのお店でも扱っていましたが、結局入口で親切に色々と教えてもらった「丸味屋」さんで毛ガニを何匹か購入。「味噌入り保証!」というだけあり、確認したところ、しっかりと身が詰まった甲羅の中にミソもバッチリ!長時間かけて北海道の代表的な味覚を堪能させていただきました。 来年はタラバだーっっっ!
三角市場を出ると、いつのまにか外は雪模様。 再び「寒い、寒い!」を連発しながらちょっと駆け足で「海猫屋」に向かいます。 小樽は道路などがキレイに整備されている為、広々としてなんだか新しい街のように思えてしまいますが、ゆっくりと歩いているとやはり、いかにも歴史が古そうな、しかしモダンな建築様式の建物を多く見かけました。
寒さに顔をこわばらせながら、そこかしこで記念写真をパチリ。
「海猫屋」の2階でとった昼食はまさに「もう当分北海道の味覚はいい」というくらい北海道満喫!な内容でした。友人含め5人で色々な品を注文して分け合って食べましたが、量も味もかなり満足がいくものでした。 私が頼んだウニとポテトのグラタンは輪切りのポテトの上にウニが一折乗せられて焼かれているとても関東では考えられないような大胆な料理で、最後の方はさすがに「ウニはもう当分いらない…」という言葉が出てしまいました。 友人が頼んだビーフシチューがとても美味しくて、来年も是非来て北海道ツアーの思い出のよい締めくくりにしたいお店でした。
しかし、ここで思わぬ誤算が!三角市場、海猫屋とゆっくりしすぎたせいで、小樽で有名な「北一硝子」のお店(何号店もあるのに)に行く時間がないっ!ガラス工芸が盛んなだけあり、小さな工房やショップなども立ち並んでいた為、移動途中にそんなお店に立ち寄ったりしてはいたものの、有名な北一硝子をのぞくことも出来なかったのが唯一の心残りでした。 海猫屋からバスの集合場所まで小走りで移動しながら、来年もまた来る!と心に誓いましたねぇ。(うーん、くやしい)
最終日、ホテルでゆっくり荷造りをしたり、札幌市内を観光しに行くのも良いと思います。
しかしちょっと足を伸ばして、一味違った異国情緒を感じてみるのもなかなか良いですよ。
お土産も買えて、ゴハンも美味しい、雪景色や広大な自然とはまたちょっと違った魅力の小樽は、来年も是非最終日に来たい!と思わせる場所でした。
ただし、寒さ対策はバッチリしていかないと観光どころではなくなってしまうかも!

 


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