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シャモニー・パリ

chamonix paris

◇シャモニーを出発、早かった4日間

 朝8時はまだ薄暗い中、シャモニーを出発する。シャモニー滞在4日間中は、幸運なことに晴天に恵まれ、シャモニーの主なスキー場やヴァレ・ブランシュなどの氷河滑降を十分満喫できたことに感謝したい。バスは、ホテル・ポアンティ・イザベルを出発し、シャモニー駅前、エギュード・ミディのゴンドラ駅を通過し、シャモニーを後にする。次はジュネーブに向かい、飛行機でシャルル・ドゴール空港へ。
左の写真は親子で参加していただいた関本さん。

今回のツアーでお世話になった★エージエントの神田泰夫さんと、神田美智子さん

 

◇パリへ

 再びバスに乗り、簡単なパリ市内観光の後、ホテルへ入る予定だ。

 パリからのガイドは★小西さん
  詳細な説明を聞きながら、パリに入る。パリはいま一番人の少ないときだそうだ。人が多いのはクリスマスから新年と冬休みの2月の頭。ということで、50年代の古い映画を見るような人の少ないパリを見れるチャンスだそうです。いつもはツーリストが多くて、住んでいる人達の姿がかき消されてしまうのですが、今はごく普通の姿が見えているそうです。

 パリでベージュ色の家が目立つのは、パリの地層からはベージュ色の石灰石が切り出されたからだそうです。

◇ノートルダム寺院

 石のバイブル(聖書)と言われ、ゴチックの彫刻で聖書の内容を表わしているとのこと。王様の姿はユダヤの王様で、キリストの先祖となります。そして、アダムとイブの姿もあります。

 西側は日の沈む方向なので太陽の昇る東に祭壇を置くのだそうです。太陽信仰はどこにでももありますが、西の入り口から入って、怖いものを見ながら、中に入って太陽の登る方向に進むという演出になっているとのことです。

 寺院の正面にゼロ地点がありますが、ここはゼロに戻ることを表しています。都市の中心は大事な建物を建築しますが、パリは歴史上ノートルダム寺院が中心ということになります。ローマ人がいたときは、ここにジュピターの神殿があったといわれています。それを壊して、次の宗教の大事なものを持ってくるわけです。

 ノー
トルダム寺院の中に入りますが、西側から足で入って、頭が東になります。順路の右手にしばらく行き左手北側を見ますと、ステンドグラスがあります。ステンドグラスにはブルーが沢山使われています。ブルーは希望の色、空の色です。明るく大事な色のひとつです。ここでは旧約聖書に出てくる人達が描かれています。頭にあたる東側はピエーター像があります。ナポレオンが戴冠式を行ったところです。上のほうのステンドグラスは19世紀のもので、マリアさまをだいたいテーマとしたものです。北側に来て南側の窓は新約聖書を表しています。真中がキリストで12使徒で囲まれた形になっており、いろんな色が使われています。
 正面の象の中(写真上)では、左の頭を持たれた方がサンドニという方で、ローマ時代に遣わされた最初の司教ですが、ローマ人によって首を落とされたので、自分で首を持っているところがあらわされています。右手には女性の聖人が出てきますが、サント・ジュブジエールと言ってパリを救った聖人の一人だと思ってください。というように、パリに関係の有る人達が両サイドにいます。ということは、どこの教会に行っても、頭の一部が無かったり、首が無かったり、腕が無かったりするのは、そこの殉教者の人達と思ってください。

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