SAJスノーボードデモンストレーター
小谷玲愛デモ インタビュー

公益財団法人神奈川県スキー連盟
教育本部スノーボード委員会 小池 光



 教育本部スノーボード行事は本年度10種類の行事を実施しました。今回は前年度SAJスノーボードデモンストレーター選考会において第7期SAJスノーボードデモンストレーターに認定された小谷玲愛デモにインタビューしました。
Q1: 小谷さん、デモンストレーターとなって1シーズンが終わりましたが、どんなシーズンでしたか?
A1: 今季は私にとって滑走能力でも、精神面でも大きく成長したシーズンだったと思います。
そのなかで、デモンストレーターという立場は今までに味わったことない、また簡単には味わうことが出来ない沢山の経験を積ませてもらった素晴らしいものだと思いました。
Q2: SAK行事では研修会講師を担当しましたが、参加者の方にはどういう点をポイントとして伝達しましたか。また、SAK所属のスノーボード指導者としてなにかコメントがあれば聞かせてください。
A2: 理論講習は不安しかありませんでした。教程本や合宿での話を元に講習会を行いましたが、考えれば考えるほど難しく、分かり難くなっていないかなどあれこれ考え、知恵熱が出るのではないかと本気で思ってしまいました。
雪上はとても楽しかったです。雪が無い県でもこんなにスノーボードが好きな方がいるのかと感動し、資格取得を目指す人には自分の持てる技術を限られた時間のなか少しでも多くのことを伝えさせて頂きました。ですが私の滑りに染めていくのではなく、受講者が持っている技術を磨いていく。プラスで、私の技術を足していってもらう、と言うことを意識させて頂きました。
Q3: 本年度の全日本スノーボード技術選手権大会では念願の初優勝を遂げましたが、優勝できた一因を教えてください。
A3: 毎年、全日本(大会)が近づいてくると嫌だな、怖いな。というナイーブな気持ちが強くなるんですが、今年は自分でも驚くくらい落ち着き。負けたくない、もう2位は嫌だ、優勝したい。と前向きで強い気持ちを持って大会に挑めたことです。大会中、優勝のビジョンがずっと見えていました。
前向きな強い気持ちを維持できたのも、長年私のスノーボードライフと精神面を支えてくれている監督が居てくれたお陰だと思います。他にもスポンサーサイドが強く背中を押し続け、応援してくれたことも私の滑る活力になり、前を向きしっかりとゴールを目指せたことも優勝できた一因です。
Q4: 次年度はデモンストレーターとしてSAKユーザーに伝えて行きたいことを聞かせてください。
A4: 神奈川県は雪の無い県ですが、雪がないなかでもウィンタースポーツを愛する人が沢山いることを、今シーズン再度実感しました。私もその中の一人であり、もっともっとウィンタースポーツで人と人との繋がりと沢山の笑顔をつくりたいと思います。
来季はデモ選があります。2期目のデモンストレーターになれるように頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。

 次年度はまたデモンストレーター選考会があります。今後もSAJデモンストレーターとして、SAKの指導員などへの良き伝達者として活躍を期待します。ありがとうございました。

 


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