クリニック理論U:田村昌重SAJ専門委員


(1) 検定員の役割、種類(A級、B級、C級)及び検定できる範囲については、きちんと暗記しておく必要がある。
(2) 検定員の状況:昨年度の神奈川県の資格取得状況については以下の通り
名誉検定員22名(1%)、A級検定員101名(4%)、B級検定員655名(29%)、C級検定員889名(40%)、資格なし577名(26%)、指導員951名(43%)、準指導員1218名(54%)、認定指導員70名(3%)
(3) 検定員検定結果:昨年度のSAJ及びSAKの検定結果は以下の通り
A級83名(85.6%)、B級286名(95.3%)、C級514名(96.3%)、神奈川県はB級8名合格100%、C級8名合格89%
(4) スキー検定制度の構成:公認スキー指導員検定制度(指導員検定、準指導員検定)、公認スキーバッチテスト(プライズテスト、級別テスト、ジュニアテスト)、認定指導員検定(SAK独自設定)、生涯スキーリーダー制度
(5) 認定指導員検定の検定内容等は以下の通り
基礎課程:プルークボーゲン、滑走プルーク、横滑り、基礎パラレルターン中回り
実践課程:シュテムターン、総合滑降リズム変化
養成講習:集合教育24時間、自主学習10時間(基礎理論10時間、指導実習6時間、実技学習18時間)を本連盟が実施する。
採点基準:s
理論検定は、設問に対しレポート形式で提出をもって合格とする。
総合判定は、実技・理論の合格をもって合格とする。
(6) 公認料の変更についてはバッチテストとプライズテストの公認料が変更となっている。
(7) シクミネットの導入 
検定会で合格が承認された方には、6月末日までに公認料の支払いに関する連絡が個人メールアドレスに届く予定であり、7月末日までに公認料を支払わなかった場合は、資格が付与されない。また、公認料の支払いは次年度に引き継げないので注意する必要がある。
(8) スキー指導員検定の基礎課程について
実技種目としては、プルークボーゲン、滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開、基礎パラレルターン(小回り)、横滑りの展開の5種目である。
(9) 基礎パラレルターンへの指導の展開
プルークボーゲン(制動)からの展開として、以下のABC3通りの指導法を組み合わせて、プルークから基礎パラレルターンへと導いていく。
A:滑走プルーク(外スキー舵取り→内スキー舵取り→ストックワーク)
B:横滑りの導入・展開(横滑りの連続→ストックワーク)
C:シュテム動作(遅い引き寄せ→早い引き寄せ→ストックワーク)
(10) 指導者検定種目の着眼点
プルークボーゲン:両スキーの内エッジがかかっていること
滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開:舵取り中にスタンスが変わらないこと
横滑りの展開:斜め下方向への横ずれ運動から真下への横ずれ運動を維持すること
(11) 曖昧さをなくし、厳正で公正な検定会にするために
目合わせの実施:雪面状況と受験者の演技が得点と合致しているかの確認
検定員のインスペクション:検定員は使用するコートを必ず試走する。
理論の問題について:曖昧な回答が出ないように、多岐選択式の設問を主体とする。
(12) DVD鑑賞
デモンストレーターによる評価の観点を表現した滑り
バッチテスト検定種目(級別テスト)のポイントについて


< 前へ  次へ >