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2019年11月2日
カルッツ川崎 川崎市スポーツ文化総合センター
広報 佐藤(公)、佐藤(英)、佐野、森、高木

第1部 スキー公認検定員クリニック(理論)

主管県連責任者挨拶:片忠夫会長


 皆さんおはようございます。今年も川崎のカルッツで皆さん方にお会いできること、大変喜んでおります。
自然災害が後を絶ちません。台風で被災された方々には心よりお見舞い、お悔やみを申し上げます。
今日は1日学習することになりますが、私も一緒に学びたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

クリニック理論T:安全対策委員会 上杉SAJ専門委員


 皆様おはようございます。まもなくシーズンインですので、先生方には再度確認していただきたいと思いますので宜しくお願いします。

<スノースポーツを取り巻く環境>
・起こるべくして起こる事故
・起きてから反省だけではすまされない
・スノースポーツの安全原則
 *冬の自然環境の中のスポーツという自覚
 *スピードやスリル「楽しみ」と「無謀」の区別 ・ヒヤッとした経験を無視しないこと
 *1:29:300
【ハインリッヒの法則】
1件の重大な事故・災害
29件の軽微な事故・災害
300件のヒヤリハット

<スキー指導者の皆様へお願い>
・300件の「ヒヤッ」とした状況は当事者の感覚
・指導者や他の滑走者から見て「危ない」と思われることもある
・「ヒヤッ」の原因を追究し改善することによれば事故が発生する危険性は減少する

<傷害アンケート集計> SAK調べ
・受傷者年代 → 60代が一番多く、続いて50代、70代
・技術程度 → 初級9%、中級27%、上級46%、指導員18%
・事故原因 → 移動中27%、講習中27%、自由滑走37%、検定中9%
・発生原因 → 自分で転倒82%、スキーヤー、スノーボーダーとの衝突各9%
・受傷部位 → 肩が一番多く、続いて膝、腕、頭部
・傷害名 → 骨折が一番多く、続いて捻挫、脱臼、切傷
・発生時間帯 → 9時〜10時、13時〜14時の滑り出しの時間帯に多く事故が起きている

<滑る前に>
・体調を整え準備運動を行う
・コースを選択する
・用具の点検をする
・服装を整える

<滑走中は>
・滑り始めは周囲の動きに注意する。特に斜面の途中から滑るときは注意する
・滑っている際は視野を広く保ち、斜面の状況や他のスキーヤーの流れを感じながら
・下方を滑っているスキーヤーを追い越すときは、進路を妨害しない、
 幅の狭いコースでは無理に追い越さない
・リフトの支柱、照明塔、ネットなどの設置物の近くは注意する
・停止の際は、他のスキーヤーの妨げにならないような場所でする。特に講習中は要注意

<バックカントリーでの事故防止>
・スキー場と山岳では世界が全く異なる
・山岳は自然そのままの場所であり、どこが安全か分からない。より十分な知識とコース選択が重要となる

<雪山の危険>


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