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2018年11月17日(土)
カルッツかわさき
広報 佐藤、森、高木

第一部 スキー公認検定員クリニック理論

■主管県連責任者挨拶:三塚副会長
おはようございます。お忙しい中、お運び頂きありがとうございます。各協会、クラブにおいて検定をする機会はありますか?残念ながらここの所、県連としましても級別テストの回数は本当に少なくなってきています。これからのスキーの活性化は元より、クラブの活性化を図らなければいけないと思っています。若い人たちの趣味趣向は多様であります。その中で級別テストを受けて頑張るというのが今の時代のニーズに合うのか分りませんが、皆様にはこれからも頑張って頂きたいと思います。
皆さんにとって良いシーズンとなりますよう祈念しまして県連の挨拶とさせて頂きます。


主管県連責任者 三塚副会長

三宅SAJパトロール技術員

クリニック理論T

■安全対策委員会:三宅SAJパトロール技術員
皆さん、おはようございます。今日は短い時間ですが宜しくお願い致します。
最近のスキー場では主要な道具としてカービングスキー、ファットスキー、ノーマルスキーと様々です。またゲレンデはハーフパイプが設置されたり多様な世界が繰り広げられています。このような状況の中、スキー場における怪我は減少していませんし、遭難事故も後を絶たない状況となっています。
スノースポーツの過去の事例から見ると、ちょっとした油断、自己過信から「起こるべくして起こった事故」があまりにも多いことが分かります。

<スノースポーツを取り巻く環境>
○起こるべくして起こる事故
○起きてから反省だけではすまされない
○スノースポーツの安全原則
・冬の自然環境の中のスポーツという自覚
・スピードやスリル「楽しみ」と「無謀」の区別
○ヒヤッとした経験を無視しないこと
・1:29:300(ハインリッヒの法則)

スキー指導者の皆様へお願い!
<滑る前>
(1) 体調を整え準備運動を行う
(2) コースを選択する
(3) 用具の点検をする
(4) 服装を整える
<滑走中>
(1) 滑り始めは周囲のスキーヤーの動きに注意する。特に斜面の途中から滑る時は注意する。
(2) 滑っている際は、視野を広く保ち斜面の状況や他のスキーヤーの流れを感じながら。
(3) 下方を滑っているスキーヤーを追い越すときは、進路を妨害しない。幅の狭いコースでは無理に追い越さない。
(4) コースの周囲にあるリフトの支柱、照明塔、ネットなどの設置物の近くは注意する。
(5) 停止するときは、他のスキーヤーの妨げにならないような場所でする。特に講習中は注意して下さい。

<講習中の事故と死亡時の責任が問われる>
指導にあたっては、指導者は生徒に対して絶対怪我をさせないような特段の配慮が必要である。その為に指導者は生徒の技術程度を把握し、心身の状態・疲労度等に気を配り、臨機応変の指導を行わなければいけない。
安全教育に関しては講習に入る前に事故を避けるため注意を与えることはもちろん、スキーヤーの流れを妨げる斜滑降や横滑りなどの練習にあたっては、スキーヤーの動向に注目し、衝突を避けるよう注意喚起をしておく必要がある。また生徒には指導者のあとばかり滑らせるのではなく、時には様々な環境・斜面を滑り、自主性の判断に基づいて安全に滑る訓練をさせなければいけない。


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