準指導員、認定指導員A検定会 主任講師講評
新型コロナウィルス感染症の影響により養成講習会に参加できずに受検された方に、基礎種目を落とす方が目立ってしまいました。そんな中でも教程教本のしっかりとした理解を示されている方も多くみられて安心させてもらいました。
合格を勝ち取られた方、残念な結果に終わった方もこれは一つの過程だと思います。
今後も技術探求を進めていってほしいと思います。
準指導員検定 横滑り |
準指導員検定 プルークボーゲン |
準指導員検定 基礎パラレルの展開 |
準指導員検定 基礎パラ小回り |
準指導員検定 総合滑走 |
準指導員検定 不整地小回り |
認定指導員検定 プルークボーゲン |
認定指導員検定 基礎パラレル |
認定指導員検定 横滑り |
クラウン・テクニカルプライズ検定会、検定員総評
前日の事前講習と違い、降雪によりだいぶ状況が変わりました。その中でスキーを上手く操作するためには、エッチングの方法やポジショニングが大切となります。外スキーと身体が離れ過ぎてしまうと、スキーの角が立ち過ぎてしまい上手くスキーを動かせません。外よりのポジションでエッチングのコントロールすることが必要となります。特にショートターンは、スピードをコントロールする必要があります。この雪の状況ではスキーを動かすことが難しいため、エッチングが浅くなってしまったりすると上手く滑ることができません。プライズテスト受験には、級別テストにはない高度な技術が求められます。スキーのズレをターン前半にもってくるためのポジション、エッチングなどを身に付け、あらゆり状況下でもコントロールできるようにしましょう。
クラウンプライズ検定、不整地小回り | テクニカルプライズ、不整地小回り |
BC級検定員検定会受験者への評価の観点について事前説明
B・C級検定員検定主任検定員解説
1.プルークボーゲンの評価の観点について指導者 原点で求められるプルークボーゲンは、初歩動作の指導の展開のプルークボーゲンの出口、これからパラレルターンに結び付ける所の比較的習熟度の高いところの表現を求められています。具体的に言えばインエッジとインエッジの保持、あるいはスキーの滑走性を活用してターンの原動力とすること。左右差のないスキー操作。あとはバランスそこが主な評価の観点になります。
2.パラレルターンの小回りの評価の観点について
小回りについては指導の展開のうちでいうと、応用の手前のところの技術の表現になります。ただし、基礎的な要素と効果を含んで表現しなければいけないので極端なカービングだとか、強いエッジングとかの表現は求められていません。あくまでもプルークボーゲンからパラレルターンに移行してきた技術の集約として、バランスとか脚の屈曲、伸展による前後のバランス、ターンについてはスピードのコントロール、というところが評価の観点になります。ズレ幅についてはどれだけずれなければいけないとかずれていてはいけないとか、切らなくてはいけないとか、ということではなくて、運動の本質を見ていただければいいと思います。
3.シュテムターンの評価の観点について
シュテムターンは指導の展開の中で言えば、かじ取りのパラレルスタンスでのカービングの習得というところが大きな目的になっています。この課題もとじ込みの遅いものから早いものがありますけども、指導者検定においてはとじ込みの早いものを課題としています。 但し、とじ込みの早い、とじ込みを早くすることによって身体のローテーションというところが減点の対象になる。基本的な考え方は外スキーのバランスが取れて、内スキーの引き寄せが可能となるというところが重要になると思います。
集合しての事前説明 | 準指導員検定でのB・C級検定会の様子 |