いよいよ検定会がスタート

「166番 大日方 健さん」おめでとう

昨年落ちた後に「何故自分は落ちたのか？何が自分に足りなかったのか？」
と自問自答しました。私なりに改善策を考え整理していきました。
また、オフの間には滑りのイメージトレーニングなどをしていました。
検定種目改定も頭に入れ、昨年よりも自分の中では混乱することも無くシーズンインすることが出来たと思います。

◆自分に自信を持つこと・自分の滑りを信じること
表現の仕方は色々ありますが、「自分に自信を持つこと・自分の滑りを信じること」が大切であると考えます。今振り返ると、過去2年間このことは全く出来ませんでした。
しかし、やはり大小問わず色々迷うこと・気になることが出てくるものです。
一番嫌になった出来事は、検定前々週に「また不合格になった」夢を見た事でした･･･
そんな時、クラブの先生方・専門委員の先生方・かつての受検生の方々から、心から親身になってアドバイスを頂きました。
精神的にあまり強くない私にとっては、非常に勉強になりました。
そして、アドバイスをして頂いた皆様にお礼を申し上げます。

◆自分なりにいかに緊張を少なくするようにするか
私は、本番の検定のスタート前に必ず行うことを以前から決めていました。
それは、滑りの確認は2点までという事と、深呼吸をする事でした。
それを実行したせいか、自分の中では半分以上の種目で納得が行く滑りが出来、検定は進行していきました。
どんな人でもこのような場では絶対に緊張はするものだと私は思います。
自分なりにいかに緊張を少なくするようにするかを決めるだけでも、自分の滑りの表現の仕方が大きく変わると思います。

◆無事にゴールした時には、本当に安堵
しかし、昨年の検定で大転倒をして、その後大醜態を晒した制限滑降だけは非常に緊張しました。最終種目だったのでお祭りムードが周りでは漂っていましたが、私は滑る意欲が全く湧かず、スタート地点の近くでジーとしていました。
昨年の事をよく知っている受検生・サポーターから色々励ましを頂きましたが、本当にスタート直前まで去年の転倒のことばかりを考えていました。
結局スタート直前に「とにかく安全に滑ろう。超ズレズレのターンになっていいから絶対バランスを崩さずに行こう。」と開き直りました。
無事にゴールした時には、本当に安堵という言葉しかありませんでした。
(その後、全くブレーキをかけていなかった為、ネットに激突しそうになり、あわてて止まろうとしたら大転倒して雪面に後頭部をぶつけてしまいましたが･･･)

◆様々な経験を積んで、自己研鑽をしていきたい
というわけで準指導員に合格しましたが、まだ指導歴ZEROのへなちょこ準指導員が誕生しただけです。これからが新たな始まりです。
様々な経験を積んで、自己研鑽をしていきたいと思います。
またこれからも色々な方々のお世話になると思います。宜しくお願いします。
不器用なので合格に3年もかかってしまいましたが、今まで受けたご恩を何らかの形で少しでも返せるように頑張りたいと思います。

◆技術的においてこの検定で得たものほど大きなものはありません
最後に私自身の経験から、来年に準指導員検定を受検しようと考えている方に何点か言っておきたいことがあります。
今までスキーを10年以上やってきましたが、技術的においてこの検定で得たものほど大きなものはありませんでした。
経済的・時間的な問題を解決して、是非受けて頂きたいと思います。
(本番で明暗が分かれるのは精神面だと思いますので、そちらのケアを怠らないようにして頂ければと思います。)

◆受検生は仲間であり、ライバルではありません
そして、受検生同士で仲良くなって下さい。受検生は仲間であり、ライバルではありません。一つの輪がどんどん増えていき、人間関係も物凄く広がる良い機会だと思います。決して一人きりでどうにかしようと思わないで、どんどん仲間を作って頂きたいです。
仲間から色々な情報が入ってくるので、その点でも有益だと思います。
(勿論、合格してから得るものも大きいと思いますが、まだ数日しか経っていないので、もう少ししたらわかってくるのではないかと思います。)

今年合格した皆様、本当におめでとうございます。
そして来年受検される皆様、是非頑張って下さい！

バム川崎スキークラブ　大日方 健

P.S.今年度準指導員受検生の皆様、今シーズンオフ(恐らく夏)にお疲れ様会を行います。奮ってご参加下さい。(なお、幹事は私です。)

トップコントロールの大回り

自分を信じて