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正指導員検定を受検して 川崎スキー協会 リバティスノークラブ 柏井具子さん |
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平成14年に準指導員検定を初受検し、今年の2月に正指導員検定を受検しました。 そして、私が正指を受検することを知ると、5人もの仲間が北海道まで来てくれるというのです。内心は知らないところで一人ぽつんとするよりも、はるかに心強いと思ったのですが、この厳しい時代に安くない旅費をかけ、休暇まで取って北海道まで来てもらうには忍びないと思い、一旦はお断りしました。 それでも、『いいの!!私たちは応援で行くのよ、サポートじゃないの。それと小樽の美味しいものを食べ&呑みに行くんだから』 という言葉に甘え来てもらうことに。 とは言うものの、5人も北海道にまで来てくれて、落ちるわけにはいかない! そして、やるなら一発で。でも先輩たちの受検回数を聞いて、容易ではないことも充分承知していました。 まして準指の複数回受検のトラウマと小回りの苦手意識、メンタルの弱い私は、周りから 「上手くなったね」 とか 「シルエットがきれいになったね」 と言われても、自信も確信も持てず不安満載でしたので、まずはシーズン中の滑りの計画立てることから始めました。 12月の養成講習で検定種目のポイントと要素の理解、そして翌週はそれを踏まえて自主練で滑り込み。その次の週は・・・と、2月の本番までの全ての週末の目的と狙いを決めました。 学科についても年内にレポートの提出。理論は全て頭に入れて。と計画はバッチリ。 しかし、年末年始の集中滑り込みウイークで、「ブチッ」 と右ふくらはぎを肉離れ。でも、なんとか本番に間に合わすことが出来ました。 目指せHYBRID SKI!! 前週のテクニカルキャンプの成果 パラレルターン 本番当日は、検定会場の朝里川は好天、バーンも最高。そしてラッキーだったのは、午前中の筆記試験で力を使い果たしたヘトヘト状態なところ、午後からの実技の1ローテーション目が、休みだったことでした。 そして何といっても本当に心強かったのは、サポーターの面々。いつものゲレンデでのお昼のように雑談をし、気分を切り換えることができたことでした。おかげでとてもリラックスした精神状態で、実技試験に入ることができました。 私は、他人の滑りを見ていると不安や悪い滑りのイメージが残像として頭に残ってしまい、本来の滑りが崩れてしまうことがありました。また、本番のプレッシャーに弱いことをこれまでの経験から知っていて、落ち着きのないヤツと思われていたに違いないのですが、サポーターのおかげで、空や山を眺めたりしてリラックスする余裕が出来て楽しく滑ることができ、やれることは出し切った充実した2日間でした。 そして日曜日の午前、厳かな卒業式のような、死刑宣告の順番を待つような合格発表。五十音順に着席し、合格者のビブが順番に呼ばれて行きます。でも隣の北海道連の方は不合格、迫りくる恐怖です。 |
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