指導員研修会理論(パート1) 平成17年11月13日(日) 小田原市民会館 広報委員 川井紀明、小池資治、中里健二 |
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●統括責任者挨拶 SAK副会長 野地 澄雄ご参加の皆さんこんにちは、日頃行事へのご参加、また、運営のご協力ありがとうございます。 最近、初雪の便りを聞き、スキーシーズンの幕開けと実感しております。18年度の運営では、さわやかさ、なごやかさを残しつつ事業の見直しと合理化を行い、この厳しい環境を乗り切ってゆこうと考えております。 さて、本年度は、登録会員が5800名を超え、何とか前年並みの行事を行うことができそうですが、さらに多くの方が雪上行事にご参加いただければ、いっそう充実した年度になると期待しております。 いかにスキーを活性化させることについては、やはり青少年とシニア世代にアプローチして行く必要があるのではないでしょうか。県内の青少年(5〜19才)は126万人、シニア(60〜74才)は146万人、両世代併せて272万人で人口の31パーセントに当たります。いかにこれらの世代にアプローチをかけるかということが今後大事になってきます。 今回も市野先生の講演がありますが、まず技術を理解していただいて、教える側と教わる側の溝を埋め、さらに感動を与える滑りをし、スキーの魅力を伝えていただきたいと思います。今後ともいっそうのご支援をお願いいたします。 ●来賓挨拶 SAJ理事 佐々木 峻皆さんこんにちは、全日本スキー連盟は今年で80周年を迎えました。スキー発祥のオーストリアは100周年で日本が2番目かと思っていましたら、イランが90周年を迎えるということを聞きましてびっくりしました。 さて、アジアのスキー事情ですが、中国ではスキー場約200ヶ所、また韓国ではすばらしいスキー場がソウルに近い所に開発されています。日本ももっと頑張らないといけないと感じております。 来年2月にはトリノオリンピックが開催されます。メダルを狙えるまで10年かかりましたが、今回はスノーボードでメダルを獲りにゆきます。 スキー離れと言われる昨今、I love ski というスローガンで、何をしなければならないか、今年は少し予算をかけてゆきます。 ありがとうございました。
●地元協会挨拶 小田原スキー協会会長 鈴木 忠昭本日は小田原まで来ていただきありがとうございます。雪上行事を除いては横浜や川崎など、県の東側で行われる行事が多く、おそらく県の西側では初めてであろうと思われます。この小田原だけでなく、平塚や南足柄などでもこうした会場を用意することは可能ですので、数年に1回位はやっていただければと願っています。 ●執行責任者挨拶 SAK専務理事 片 忠夫皆さんこんにちは 今回の研修会のように、最近の総務本部はビジュアルにうったえるように非常に活躍いただいています。とくにホームページには果敢に挑戦していただいており、これも時代の流れとして進めていただきたいと思います。 教育本部は、準指導員検定会などをはじめとする行事において、これまで以上に公平、公正を心がけ、また、受検しやすい体制づくりにも力をいれてゆきます。研修会では、講師の質を高め、満足いただけるものにします。 競技本部は、ジュニアの育成を長期的に進めてゆきます。 経済が立ち上がってきて、仕事がらゴルフ人口が増えてきていると感じておりますが、スキー人口も増えるように、ぜひ周りの方をお誘いいただいて、スキーをライフスポーツとしていただきたいと思います。皆さんのご支援、ご協力お願いいたします。
●指導員会挨拶 指導員会会長 水島 秀夫指導員会の行事、運営に色々ご協力頂き、ありがとうございました。本当に、心を込めて、お礼の言葉を申し上げます。 さて、9月に開催された(指導員会の)総会にて、会員数は、1,300名、そのうち、有資格者が約43%とのことでした。私としては、100%先生方に指導員会に入っていただいて、楽しいスキーを表号していただきたいと願っております。 指導員会とは、どういう組織か、指導員会として、入っていただくとどのようなメリットがあるのか、明確なPRが不足していたと痛感しております。このたびは、この2点について、十分に説明できる段階になっております。配布された総会の資料に、色々かかれておりますので、目を通していただければと思います。 冒頭に、野地副会長からスキーヤーの分析について、有意義なお話がありました。そのなかで、スキー界は、そう見捨てたものではない、スキー界は、これからのがんばり次第で、かつての隆盛した時代に戻れるんではないかと考えております。SAJ、SAK、各協会、各クラブ、と一緒に指導員会が、その一翼を担って、かつての隆盛の時代をとりもどせるようがんばって行きたいと思います。 指導員会の役目としては、各組織のマグネットの役割を果たしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ●ハンディキャップ委員会 委員長 神谷 明宏皆様には、ハンディキャップ委員の活動に、さまざまなご協力をいただきまして、まことにありがとうございます。 昨年は、38万3千円という賛助金いただきまして、ありがとうございます。さらに、現地で、ボランティアとしご協力をいただいた先生方には、汗をかいていつも以上に熱心に指導していただいた事については、本当にありがたいなと思っております。 そして、われわれ委員会としては、5月にさまざまなご協力をいただける団体を探そうとがんばりましたが、このような経済状態、参加人数がすくない、あるいは、このようにひとつのスポーツに特化した団体への協力は困難であるといくつかの団体から、断られました。来年は、自分達で、このようなことをやろうと考えていたことが実現できずにまいりました。皆様にご賛同をいただいて始めたこのハンディキャップの活動をやめたくないとの思いがあります。また、これは意義のあることであるという、お励ましの手紙をいただいております。そこで、大変恐縮ではありますが、皆様には、賛助金を、お願いをできないかと、ご案内をいたしております。一口でも結構です。ご協力をいただければと、思います。 今年は、是非この活動を広げてゆきたいということで、先日は、スポーツ会館で、障害者を理解しようという講習を行わせていただきました。告知がうまくいかず、20名を切る人数の方々にご参加いただきましたが、半日、大変熱心やっていただき、ご理解いただきました。雪上でも、今度、この活動を岩岳でやるつもりです。岩岳の指導員研修会のおりに、専門団体から、サポートの仕方などを技術講習も策定する予定です。さらには、障害をお持ちの方から、バスを横浜からだしてほしいというご要望もありますので、障害の方とバスの中から、お話をできるような機会も設けたいと考えております。 多々、お願いをして、大変恐縮ではありますが、スキーの仲間として、ハンディキャップの方を迎えながら、みんなで、一緒にスキーを楽しんで行きたいとご協力をいただければ、幸いです。
●北海道企画委員会プレゼンテーション佐々木専門委員より、北海道スキーツアーの紹介がありました。
●協賛会員ご挨拶
●SAJ立会い挨拶 SAJ広報委員会委員長 山田 隆40年間、昔の型でスキーを覚えたものだから、ここ数年変化が大きくてついていけない状況です。全日本でイクザミナー委員会委員長の市野先生の話を聞いて、「なるほど」と思いましたが、一軸二軸のお話は、この後の市野先生にお願いすることにします。 これまではためを作ってスキーを回してきましたが、もっと簡単に操作することが出来るようになりました。是非理解してもらって、実際出来るか出来ないかは雪上に行って試してもらいたいと思います。 これまでの「そこに並べ、俺の言ったとおり滑れ」というのは通用しない時代になりました。悪い点を並べて見ても仕方がなく、どうしたら直せるのかが生徒の切実な悩みだと思います。生徒と一緒に悩みながら考えることが必要で、どうしたらいいのか希望を聞いて教えるのが良い先生となるのだと思います。 研修会では分からないことがあったら聞いて欲しいと思います。専門委員も分からないと思いますが、一緒に考えてもらいたいと思います。初めてスキーを習う気持ちになって市野先生の話を聞いてもらいたいと思います。研修テーマは、一軸の習熟上に二軸があるような書き方をしていますが、実際、二軸は一軸とは違う理論です。 日体協が推している職業指導員というものがありますが、神奈川、東京、千葉はその資格には乗らないと考えています。メリットがあれば考えますが、JOCでも同じような資格を作ろうとしていますが、乗るつもりはありません。また新しい動きがあればお伝えしたいと思います。 ●理論テーマの解説 SAJイクザミナー委員会委員長 市野 聖治教程を作って3シーズン目となりましたが、少しずつ自信を持ってきました。それと共に新しいものを作る必要性を感じています。 方向性としては3つあり、1つ目として「技術と指導」にプラス「健康」という概念がついてくると思います。 2つ目として、全部2軸で考えること、1軸2軸を言わないで、自然に2軸と考えるようになると思います。混同してはいけない軸があるのですが、それは重力軸と運動軸です。 3つ目として、いま提案している3つのコントロールを、トップ&テールとテールコントロールを1つにまとめて、2つのコントロールにしていいのではないかと思います。これはわざわざテールをずらす下手な滑りを必要とはしないのではないかと思うからです。 以上この3つがおぼろげながら分かるような話が出来ればと思います。 《以下詳細はこちら》 |
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