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北海道はでっかい道!
◆嶋田史子さん&中島美和さん(記)の北海道レポート
写真:北海道スキーツアー
朝里川
「ゴーグル持 った?バンテリンは?忘れ物はない?」
「みんなと仲良くね、しっかり練習して来るんだよ!」

あげくの果てに・・・・携帯が鳴り、 「無事に羽田まで行けたか?」

 12月15日、20:50羽田発・全日空75便札幌行きの機内。妻を送り出たそれぞれの夫の態度が、あまりにも似ていたので私たちは大笑いした。ありがたい事なんだ。夫は妻を心配してくれているのだ・・・・・しかし、私たちはそんな心配をよそにはしゃぎまくっている・・・・・「だって、北海道でスキーなんですものぉ!」 初めて参加するSAKの北海道スキーツアー。年末年始のクラブツアーでバッジテストがあるので、足慣らしを兼ねて『たっぷり3日間練習しよう!!』という意気込みでAコースでの参加を申し込んだ。今回、私たちのクラブからはスタッフサイドのO氏を除き、同年代の女性3名の参加。うち1名(Ms.K)は今年、準指受験なので同じツアーでも県民スキーの私たち二人と違って、ちょっとだけ真剣な面持ち・・・・のはずなのに、なぜか同じテンションではしゃいでいた。(うーん、いいのか悪いのか・・・)

写真:北海道スキーツアー
中央が中島さん右が嶋田さん
 この日の便は全く 揺れもなく、無事千歳空港に到着。その後1時間と少しのバス移動で、京王プラザホテル札幌に着いた。到着に合わせてロビーに並べられていた宅配別送のスキーと荷物をうけとり、スキーを1Fのロッカー室に収納する。このロッカー室、(翌日になって思った事だが)都市型ホテルの為、結構コンパクトな造りだ。特にSAKツアーの大人数が、朝夕ほぼ同時刻に押し寄せるそのロッカー室は、まるで駅のラッシュアワー並。通路を譲る、塞がない・出入りのヒトを待つ・等など・・・・美しい譲り合いの精神がここでモノを言う。結果、皆・心美しきヒトであったため何も問題は無かったものの、翌日からは、なるべく人込みのピーク時間をずらす事にした。 チェックインを済ませて、部屋に入ったのは11時半頃。 シングルルーム、ツインルームとも広々と清潔でとても快適だ。翌朝7:45にはキロロスキー場へ出発なので早々にベッドにはいって就寝。

写真:北海道スキーツアー
キロロの中島さん
 ツアー参加者が全員 揃っての開会式は2日目の朝里川スキー場という予定だったので、指導員養成講習でも、指導員研修会でもない、県民スキーの私たちは初日のキロロではフリー滑走なのか?と心配していたら・・・ちゃーんと初日から講習をしてもらえてホッとした。翌日の朝里川で改めてクラス分けをしたのだが、偶然にも初日と同じブロック技術員の上田氏に教えていただく事になり、計3日間タップリと面倒をみてもらった。今年の北海道は昨シーズンよりも更にゲレンデ・コンディションは良かったらしく、キロロ・朝里川・札幌国際、何処もさらっさらのパウダースノー。思いがけず発見!?したのだが、雪団子を作ろうと思っても、さらさら過ぎて固まらないのだ。 「こりゃー、うまくなったと勘違いするね!」などと初めはふざけた余裕を見せていたものの・・・、〔あくまで勘違いである〕という事実を3日間の楽しい講習を通して"やんわりと、しかし確実に"ご指摘いただいた。

写真:北海道スキーツアー
朝里川の中島さん
  自分の滑り方の欠点 をいくつか認識するだけでも、(直ぐに改善できなくても)私にとっては前進だ。そう思う事にしよう! 準指養成講習でしぼられた!?Ms.Kは寝る間際まで教本を読んでいたせいなのか、夢の中でも講習中だったらしく・・・・「わかりませ〜ん」と夜中うなされていた・・・・・・・・・。私たちそれぞれ、上達したかどうかは?????だが、楽しくたっぷり滑った事だけは確かな3日間だった。 スキー最終日で行った札幌国際は、いつもは天気が良くないらしい。しかし、その日は快晴。本当に雲ひとつない、目がいたくなるくらい眩しい、コバルトブルーの空だった。山頂からは小樽港と海が眼下に広がり、心洗われる、「まさに、絶景!」でありました。

写真:北海道スキーツアー
キロロの嶋田さん
 さらに札幌ステイの 夜の部も、抜きにしては語れない楽しみのひとつとなった。北海道ならではの食事(主に"呑み"でしたが・・)の充実度は、食いしん坊&飲兵衛にはたまらない!!新鮮な海の幸、アツアツのラーメン、ジンギスカン・・・・。夜の札幌のツアーガイドに徹してくれたO氏は、賑やかしき女子三人を引き連れていたせいなのか、あちこちから〔エロおやじ〕呼ばわりされていましたが・・・・。それでも嫌がらずによく面倒を見てくれました。おかげで、他のクラブの方々とも交流を持つことができ、楽しい夜の部となったのでした。

写真:北海道スキーツアー
朝里川の嶋田さん
 連日、しこたま飲んだ にも拘らず食欲の衰えなかった私たちは、小樽で"もりもり"すしを食べ、お土産のグラスと酒を買い込み、空港でもまた土産物を買い、パワー全開でツアーの仕上げをしたのです。 19日、18:00羽田着。空港で出迎えてくれた夫は、案の定「どうだった?」という漠然とした質問をしてきた。スキーはどうだったのか?少しはうまくなったのか?ということを知りたかったのかもしれない・・・・この場でその答えを繕ってみても、そんな事は、次回一緒に滑った時に見ればわかるだろう。 出掛けに夫は「楽しんできなさい」とも言っていた。・・・そうだ!! 「すっごく、たのしかった!!」とりあえず私はそう答えた。 それから、自宅に戻って眠るまでの間じゅう〔なにが、どのように楽しかったのか〕を片っ端から彼に説明した。来シーズンまた、笑顔で送り出してもらえるように・・・・。

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