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白銀の勝者を称える

片 忠夫
2000.3

 
   「間近に迫った検定会に全力で望むことと、楽しいスキーを進めて欲しい・・・・・…・…・・」山田専務理事挨拶。「雪山に集う、スキーを愛する皆さんの熱意に感謝します。・・・・・・・・・・・・」三塚教育本部長挨拶。
 かくして、岡田ブロック技術員の司会のもと、2月18日金曜日9時30分、車山行事―Vの幕は切って落された。 
 次週は指導員検定会であり、その後はいよいよ準指検定会へと進むことになる。 
 受験生はいやがおうにも志気を高め、顔を幾分赤らめているようも伺える。緊張感がひしひしと伝わってくる。
   
   更に、今年は検定種目全面改定で多くの受験生は不安を極めた。
 しかし、今こうして見受けると「目的に向かってひた走るチーター」のようでもあり、「目は輝き」、「突き進む迫力」を感じる。  スキーは楽しく、面白く、愉快にと心の中で叫んでいる自分の声がとどくだろうか・・・・・・・…いやいやこの言葉は受験生には無縁だろう。年1回という過酷な戦いであり、9月の講習会からスタートして、早6ヶ月の月日が流れている。
 そのような現況下、受験生の不安はもうひとつある。それは検定種目のジャイアントスラロームであろう。そこで今回は車山スクール校長、藤原隊長等とSAK教育本部理事、役員はアイデアを巡らせた。
   
  車山高原スキー場には「パノラマコース」という実に素晴らしいGSのコースがある。そこへ全員チャレンジ/1,000円/1回してみよう。話しは速攻決まり、実施へ移された。電子計時を採用してまさに本チャンさながらである。 女性受験者は言う「うわ〜うそでしょう。1分20秒のGSなんて経験がないよ〜」
 若手男性は言う「体重とワックスの差だネ」「ワンピースが欲しい」
 役員はつぶやく「スキーの板が決めてだよ」「滑ったらみんな楽しいぞ」「病み付きになるぞ」・・・・・・・・・・・…。興奮、期待、不安が交錯し、そのタイムチャレンジは楽しい中にも無事終了した。
   
   「白銀の勝者を称える」と10歳単位で6位まで表彰した。
この、会長河野洋平の賞状は貴重である。なんて言ったて2000年の区切りの表彰であり、第1回目のタイムチャレンジでもある。
 早くも来年へ「夢膨らみ」月1回のマンスリー大会にし、総合表彰をやろう!!!!
競技スキーの魅力はいまさら言うまでも無く「タイムへのチャレンジ」にある。
   
   特に基礎スキーヤ−と言われる諸兄は、自分のスキー人生にゆとりを持つためにも競技スキーを経験して欲しいと切に願う。 昨今の厳しい経済情勢下ますます競技スキー志向は高まるであろう。
それらのニーズを受けて執行へ反映することが(財)神奈川県スキー連盟の生き残る道のような気がする。                   
以上
     
 
 
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