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車山T行事 (開会式)

平成25年12月21日(土)〜22日(日) 長野県・車山高原スキー場
広報委員 大井 智子


計411人の参加でスタート!

午前中は2日間天気に恵まれました

1. 車山T行事(開会式・1日目) 2. (1日目)  3. (2日目) 4. (閉会式)

<車山T行事内容>
(公財)全日本スキー連盟  公認スキー指導者研修会
(公財)神奈川県スキー連盟 スキー認定指導員研修会
(公財)全日本スキー連盟  公認スキー検定員クリニック(実技・理論)
(公財)神奈川県スキー連盟 スキー指導者養成講習会
(公財)神奈川県スキー連盟 スキーパトロール専門委員研修会

<窓の外にはきれいな雪景色>

 「今年の車山T行事のゲレンデコンディションは最高」。そのことを予感させる晴天の雪景色が、アーチ型の窓の外に広がっていた。
 12月21日の午前6時30分。車山高原スカイパークホテルのロビーで、例年通りに役員ミーティングが始まった。今回の行事参加者数は約400人。約200人が参加する東京都連スキー連盟の研修会も、同時期に開催される。車山T行事担当の佐藤博一SAK教育本部理事より、受付場所の注意事項などが伝達された。
 ほかにも、佐藤嘉彦SAK副会長や上田英之SAK専務理事のほか、山田隆SAJ理事などから、「今シーズンからSAJのオフィシャルブックの内容が大きく変わった。どの技術が正しくて間違っているということではないので、正しく理解してほしい」といった話などがあった。


雪山の眺望の元での早朝ミーティング

車山T行事担当の佐藤SAK教育本部理事

新人もベテランも仲良く朝ごはん

豊かな積雪と快晴の車山です


<開会式>

 外は快晴。開会式の会場となるスカイプラザ2階の窓からは、すっかり雪に覆われたゲレンデが見える。午前8時50分、5つの行事の受付が始まった。
 受付の風景を撮影していて感じたのは、「ここ数年、ヘルメットの着用者が増えたな」ということだ。ヘルメットは意外と温かいし、安心感もあるので、一度、着用し始めるとなかなか手放せない。
 そう言えば、私が準指導員を受検したころは、スキーヤーの間ではアポロキャップをかぶることがはやっていた。略称「アポキャ」。もはやこの名をご存じない方の方が多いだろう。野球帽型でひさしが長く、NASAで用いられた作業帽だったため、アポロの名が付いたらしい。
 準指導員の受検時や、試合などでは毛糸の帽子(学生時代はイカ型をした「イカ帽」だった)をかぶったが、フリーのスキーや練習時などは、どんなに寒い日でも、我々スキーヤーはアポロキャップにサングラスといういでたちにこだわった。耳が露出するので、凍傷になることもしばしばで、耳たぶにかさぶたができたりしたっけ。シーズンオフに実施される理論研修会に向かう道路では、アポロキャップをかぶった人の後ろを付いて行けば、迷わず会場に行けたものだ。
 などと考えているうちに午前9時30分となり、町田基宏SAK教育本部専門委員の司会により開会式が始まった。「感動」がテーマのあいさつなどが続き、豊かな積雪と、くっきりとした太陽の日差しの元で、2日間の行事がスタートした。


すっかり雪に包まれたゲレンデでした!

今年も笑顔でお迎えします!!

ヘルメット着用の方が増えましたね

今年も“グー”な滑りでお迎えします

アポキャ派も健在です!!

受検、がんばってくださいね!

■主管県連責任者 佐藤嘉彦SAK副会長あいさつ
 すばらしい青空に恵まれました。このように晴れたのはみなさんが晴天を求めているからではないでしょうか。スキーの技術面でも、求めていることが達成される2日間であってほしいと思います。観光協会やスキースクールなど地元の関係者の方々のご尽力に感謝しております。
 さて、様々な行事で上田専務が「感動」についての話をします。感動とはなんだろうと考えると、例えば、世界遺産に登録された富士山を「また見に来よう」と思うのも、また感動したいと思うからではないでしょうか。同じようにスノースポーツに関わる人たちが、「もう一度、スキーをしたい」と思うのも、感動を求めいるからだと思うのです。みなさんにとって、感動の一シーズンになるように願っています。

■SAJ立ち会い責任者 山田隆SAJ理事あいさつ

 今回の車山はここ数年で一番いい状態なので、うまく滑れない時のいいわけになりそうにありません(笑)。
 今シーズンは、オフィシャルブックに書かれた練習方法が変わりましたが、どれが正しくて、どれが間違いということはありません。オフィシャルブックに沿って事細かく教えるだけでは、生徒に感動を与えることは難しいかもしれません。ゴルフやサッカー、テニスの指導者に、「教程にこう書いてあるから、こう指導しよう」と考える人は、ほとんどいないと思います。
 生徒を感動させるには、「あなたにはこんなクセがあるから、こうして滑った方がいいでしょう」と、メソッドを超越した、的確な指導が求められます。それができれば、その人自身に「楽しいスキーだったな」「素晴らしい指導者だった」といった感動を、伝えることができるのではないでしょうか。
 ぜひ楽しいスキーを伝えてあげてください。


佐藤SAK副会長

山田SAJ理事

■地元代表あいさつ 車山高原観光協会 会長 飯島清重様
 今回は400人を超える人たちが参集してくださいました。心から歓迎いたします。ありがとうございます。11月18日に寒波が到来して雪が降ったのですが、その後、暖かくなり、12月7日のスキー場オープン時は、スラロームコース以外は「草原状態」でした。それが今週になって、低気圧の大寒波が訪れて吹雪となり、このようないい積雪状況でみなさんをお迎えすることができました。明日はぜひ山頂に行かれて、パノラマの景色を楽しんでください。それでは2日間、楽しく有意義にお過ごしください。

■執行責任者あいさつ 上田英之SAK専務理事
 佐藤SAK副会長と山田SAJ理事が「感動」の話をしてくださり、私が感動してしまいました。
 相田みつをさんの言葉に「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」という名言がありますが、感動も同じで、誰かに与えられるものではなく、みなさん自身が感じてくれることが大切ではないかと思っています。
 SAKは公益財団法人となって2年目を迎え、規約の改定などが進んでいます。会員のみなさんに行事に参加してもらい、スキーに戻っていただくために、役員一同で様々なことを工夫してがんばっています。
 SAKのSは、一般社団法人「日本ほめる達人協会」の「3S」にならって、「すばらしいっ」「すごいっ」「さすが」と、生徒を「ほめること」との「3S」と考えたいものです。今回の研修や講習で、講師はみなさんをほめることをお約束します。それから、SAKのKをとっての「3K」は、横浜市の林文子市長が言われる「感謝」「感動」「感激」としたい。SAKのAは、みなさんでぜひ考えてみてくださいね。


車山高原観光協会 会長 飯島様

上田SAK専務理事

■主任講師あいさつ 岡田良平SAK教育本部長
 このように積雪に恵まれた車山T行事は何年振りのことかと思います。
 オフィシャルブックの内容が変わり、外スキー主導としいう言葉が出てきました。これらは技術理論ではなく、指導体系が確立されたと解釈してもらえればと思います。去年までの内スキー主導の技術も活用しつつ、研修に臨んでください。
 また、今年から講師はビブを付けています。この後の集合場所では、ビブを目印に各班、集まってもらえればと思います。


岡田SAK教育本部長

司会の町田SAK教育本部専門委員

いつも笑顔の佐藤SAK教育本部理事

みんなも笑顔。ビブは好評でした!

地元関係者のみなさん

左から野地澄雄顧問、井上敏郎監事

 その後、佐藤SAK教育本部理事から「役員・顧問参与・講師紹介」があった。また、地元関係者として、車山観光協会会長の飯島様、リフト部支配人の吉池様、スキースクール校長の藤森様、スキーパトロール隊長の下平様が紹介された。協賛会社の紹介の後に、庶務連絡のほか、「北海道行事に続き、五竜T行事でもバックカントリー講習会を開催します」などの報告が佐藤SAK教育本部理事からあり、開会式が終了した。


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