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平成25年度 スキー指導者・認定スキー指導員養成講習会(理論3)
平成25年度 スキ−準指導員検定会 (理論)


2013年10月26日(土) 横須賀市生涯学習センター
広報委員 高木 豊


指導者養成講習会の様子

準指理論検定は6枚綴りの試験問題

2013年10月26日(土)、午前中に公認スキー指導者・認定スキー指導員養成講習会(理論3)、 および午後にスキ−準指導員検定会 (理論)が、横須賀市生涯学習センターにて開催されました。
台風27号の影響で開催が危ぶまれましたが、前日昼の台風予報から、予定通り開催の判断が下されました。(SAK HP告示)
当日未明まで大荒れで、雨は残ったものの公共交通もほぼ通常運転に回復しました。雨で足元悪い中、 遠方からの移動で参加された人もいて遅延参加者もありましたが、正指導員受検者は12名、準指導員受検者は65名、 認定スキー指導員受検者は1名、合計78名の受検者の参加がありました。


【スキー指導者養成講習会(理論3)】

■片忠夫 副会長 挨拶
 本日の会場となりますここ横須賀の「まなびかん」は素晴らしいですね。また名前が良いです。生涯学習活動に力を入れている、ここ横須賀・三浦地区が今後も更に発展し、多くの指導員が誕生してくれることを切に願っております。

 指導員実技検定に関して、本年度から検定種目が変更となったことについて、神経質になっている受検者もいるようです。しかし長いレンジで考えてみれば、このようなことに対して神経質になることはありません。
 その昔オーストリアとフランスのスキー理論が世界を制していた中で、日本は103年前にレルヒ少佐が伝えたクリスチャニアの時代を迎えた訳です。その後、バインシュピールとクリスチャニアが覇権を競うようになり、オリンピックを制した技術が、世界のスキー界のトレンドを制するという時代がありました。日本はこうした世界の影響を受けながら、バインシュピールから先落としの技術へ、その後はベンディングターンへと技術が大きく変化して来た訳です。
  この様な変化に比べれば、今回の検定種目の変更は、決して大きな出来事ではありません。特に最近はDVDがありますので、DVDを見れば一目瞭然です。

 指導の展開図というのが、ありましたよね? これは極めて重要です。一方、技術の展開図を理解するのは大変難しいので、技術の展開図はありません。非常にシンプルにしてある。
 また指導の入り口が、プルーク、横滑り、シュテムターンの3つがあり、門戸を広げてあるため、指導がしやすくなりました。現代はカービングスキーの時代でもありますから、スキーの性能を利用して取り込んでいく、スピードを制御する、推進する、非常に合理的にできていると考えています。

 正指導員受検者は、既に準指導員の資格を持っておりますので、指導員活動を行っていると見なされます。この意味するところは、上手く滑るということでは無いんです。指導者としての自覚があるかどうか、指導活動を丁寧に、上手に行っているかどうかを問われる訳です。
 例えば、検定中に転倒した場合、大事なことは「慌てない」ということです。転倒した時の処理の仕方を検定員は見ています。スキー技術選手権大会ではありません。転倒したら全てが終わりではありませんので、肝に銘じてください。

 また認定指導員は、地域の中で密着して指導を行っており、初心者にスキーを教えるベーシックな部分ができれば良いという括りですから、良く整理した上で、臨んで頂きたいと考えます。


■木村徳善 総括常務理事 挨拶
  台風27号の影響もあり、今回の開催に関しては大変慎重に進めて参りました。 教育本部長、理事の皆さまには迅速に対応して頂き、ありがとうございました。
  これまで開催致しました理論研修会の中で、「理論を勉強すればスキーが上手くなる」とおっしゃった副会長がおりましたが、私もこの意見には賛成です。理論が分からなければ実技に結びつきません。特に今シーズンは、検定種目が変更されておりますので、 今まで以上に理論を勉強して、実技に結びつけて頂きたいと思います。
  教育本部の専門委員は当然ながら非常に足前が良いですから、雪上で一緒に滑り、技術をモノにして頂きたいと思います。
  本日は午後から理論検定会となりますが、自信を持って臨んでください。雪上で皆さんと一緒に練習したいと思います。 頑張ってください。



藤田浩介 理事

佐々木生道 理事

■養成講習会第1部 藤田浩介理事

  級別テストやプライズテストは、自己の目標達成のために行われるものですが、公認指導員の資格は、自分のものだけではなく、その重みが全く異なります。この資格はスキー界のため、そしてなにより生徒の上達の手助けを行うためのものであります。このため任務や義務などの色々な定めがあり、それを守らなければなりません。
と述べた後、公認スキー指導員規程などについて講義が行われた。


■養成講習会第2部 佐々木生道理事

  指導員理論検定の出題傾向とポイントを中心に、公認指導員として学んでおくべき事項の講義が行われた。



【スキ−準指導員検定会 (理論)】

上田英之 専務理事

受検者の皆さん

受検者の皆さん

受検者の皆さん

■上田英之 専務理事 挨拶

  神奈川県スキー連盟は公益財団法人として活動している訳ですが、私達の使命は、神奈川県民の皆さまにスノースポーツの楽しさを伝えることにあります。その最前線に立つ指導者の資格に、ここにいる皆さまにチャレンジして頂き、本当にありがとうございます。
  特に今回初めて受検される方は、答案用紙に空欄が無いように、一生懸命に答えを書いてください。 「スノースポーツの楽しさ感動を伝えたい!」という情熱を、答案用紙にぶつけて頂きたい。 もしどうしても答えが分からなかった場合は、「感動」をキーワードに、皆さんの熱い想いを書いて頂ければ良いと思います。 リラックスして頑張ってください。健闘を祈ります。


■準指導員理論検定

  佐々木生道理事より、理論検定に於ける注意事項の伝達の後、90分間の理論検定が行われた。
本日理論検定を受検された皆様が良い結果を出されることをお祈り申し上げます。


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