ホーム > 行事レポート > 競技本部セミナー |
競技本部セミナー (アルペンコーチ競技運営セミナー) 平成24年11月11日(日) 横浜市健康福祉総合センター守谷紀幸 広報委員長 |
||||||
【開催挨拶】上田英之 専務理事
今年6月に神奈川県スキー連盟は公益財団に移行しました。新しいステージに上がって、クラブ、協会、連盟の枠を超え、広く神奈川県民のためにスポーツ活動を行うという使命を受け入れる覚悟が求められています。また、公益事業、収益事業のきちんとした区分けと公益事業についての非営利事業としての展開が求められます。さらに、各大会へのオープン参加の確保と拡大も求められています。しかし、競技スキーといえども愛好者の減少傾向は免れていないこともまた現実であります。 このセミナーを通じて、安全で楽しい競技事業の運営を図り、スノースポーツの場に来ていただいた方々に感動を分かち合うという大きな役割を果たして頂きたいと思いますとともに、参考になるところは県連全体で取り入れて、皆さんと一緒に頑張って参りたいと考えています。 第1部「年間1500名のジュニアスキーを開催する、BSCの企業戦略 全国で常に上位を維持する指導理念」
「私は、山形県小国町という小さな町で生まれました。」と話し始めた講師は、なんと数年前まで競技本部の理事をされていた、バディースポーツクラブの齋藤幸雄さんです。 さて、齋藤さんのお話の内容ですが、まず、ご自身とスキーとの出会いから始まり、現在のお仕事であるスポーツクラブの運営に関わるお話へと発展していきます。 クラブの事業で幼稚園の年長組だけのドッジボール大会で体育館が一杯になってしまうのは、子供一人に両親、おじいちゃん、おばあちゃんと取り巻きがたくさん来るためで、子供1人にポケットはたくさんついてくる。 子供にとって良いことを第1に考えたいけれど、親が納得しなければお金がついてこないというところもありますと苦笑されていた。 子供たちの生きる力を伸ばすのには、スポーツが一番で、「知・徳・体」全てを伸ばすことができます。 クラブの理念の一つに、「教育に対する安心・信頼はすぐにできる物ではなく、長い伝統があって初めて今がある。」ということがあるそうです。 幼稚園190園の体育指導を受託していますが、社員全員が幼稚園教諭免許を取得していますとのことでした。 指導理念として、スモールステップによる達成感を重視し、挑戦意欲が芽生えることを大切にしています。 また、年齢に合った指導内容に気を配っていて、これは指導内容は臨界期(教えるべき時期)があり、習得が遅れると間に合わないものがあるのだそうです。 例えば、転んで反射的に手が出るには、1・2歳のつたい歩きを覚える時期に転ぶ経験をしないと覚えられないのだそうです。また、一輪車に乗るには、小学校低学年までに習得しなければ、その後の習得は極めて難しくなるといったことがあるのだそうです。 好きなスポーツと嫌いなスポーツでは、当然伸びが違うので、好きになる力を養うことが肝要です。 次に起こることを予知をできる人は、よいプレーヤーであり、スキーはその予知を活かすことのできるスポーツということができます。 イチローの小学校6年の時の作文 「年間360日野球の練習をしている。野球が大好きで練習が楽しくてしかたがない。これだけやったのだから他人に負けるはずがないので、全国大会に出場し、プロ野球戦それも一流のプロ野球選手になる。練習を手助けしてくれる人たちに招待券を送って球場で応援してもらう。1億円以上の契約金をもらう選手になる。」という内容で、明確な目標を掲げ、具体的なイメージがしっかり確立されている、素晴らしい作文で、現在の活躍がすでにこの時から約束されていたと言えるかもしれません。 日常の指導の中では、成功体験が大事で、大きすぎる目標はだめ。スモールステップで達成感を味あわせ、さらに挑戦意欲を煽るような指導を心がけています。 自己肯定を高めていくと自信に繋がります。でも、こちらが褒めようと思っていないと、いいタイミングで褒めることはできません。 【指導者が子供に接する態度】 ・子どもの話に耳を傾けて興味を持って聴く ・子どもの話に相槌や反応を明確にする ・子どものことを褒めたり、ねぎらったりして認める 【まとめ】 ・幼児期は様々な能力が発達し、才能が花開く。 ・楽しくないと自ら意欲的に行動できない。 ・毎日のお母さんの意識がなければ、子どもの能力は育たない。 ・幼児期にすべての基礎が出来上がる。 ・それには正しく指導する指導者が必要。 その後、BSCのスキー教室の写真なども見ながら、説明が続き、最後は全国大会で優勝したサッカーのお話で締めくくりました。 第2部 「競技運営の知識と2012/2013シーズンルール変更について」 講師 東京都スキー連盟 SAJアルペン技術委員会 江川太郎氏
1 スキー競技会の組織 2 競技会の主要役員 3 コースセット 4 主審(レフェリー)業務 5 失格について 6 12/13シーズン変更事項 以上についてお話がありましたが、門外漢の私には正直難しい内容でした。 |
||||||
ホーム > 行事レポート > 競技本部セミナー |