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南関東ノルデイック競技会
第66回 国体スキー競技会神奈川県選考会
第33回 神奈川県民体育大会

平成23年1月14日(金)〜16日(日)
広報委員長 守谷紀幸


開会式 渡辺忍会長あいさつ

選手宣誓 谷口和基選手(千葉)


◆1月13日(木)
 20時川崎駅を競技本部専門委員の川口さん、伊藤英さん、私の3人で出発。22:03横川SA。ドライバーの伊藤英さんが腹ごしらえをする。22:59更科JCT。23:20豊田飯山IC。IC手前から急に路肩に雪が見え始め、ICを降りたら路面が真っ白で、ペースダウン。これまでが順調すぎたかな。気温は−6℃とかなり冷え込んでいる。伊藤さんたちは正月の合宿にも木島平に来ているので、すいすい進んで23:50今回の大会本部ホテルシューネスベルグに到着。先行部隊の専門委員和多茂さんがわざわざ出てきてくれて、部屋の割り振りなどをテキパキ指示してくれたので、荷物運びもさっと終わり、今期から競技本部理事になった伊藤敏光さん、専門委員(元競技本部長!)の勝又敬夫さん、和多さんと到着の3人で無事到着を祝して乾杯。今年もお世話になります、なんて話していると、都連の佐藤さん、鈴木さん、印田さんが表敬訪問を兼ねて明日の級別テストの打ち合わせに来たので、打ち合わせ終了後、懇親会となる。伊藤理事お得意のおつまみが出たりして、ちょっぴり盛り上がりつつ明日に備えておやすみなさい。

◆1月14日(金)晴れ
 7時起床。食堂で朝食を摂っているとすごいいい天気だ。今回、初めての会場で期待感も盛り上がる。ここシューネスベルグは木島平の宿泊街から離れている一軒宿で、ロケーションはなかなか素晴らしい。同宿で千葉の高校生がたくさんいるので、合宿所という雰囲気で宿に活気が溢れていて、なんだかこちらまでうきうきしてしまう。ここで、川口さんと私の荷物が来ていないという事件?発生。別の宿に間違えて送ってしまったことが分かり、朝一で伊藤さんの車でパノラマランドというホテルまで荷物引き取りツアーを敢行。しかし、このホテルのロビーからの景色は最高。パノラマランドの名前に恥じない絶景です。雲海に沈む木島平の市街地と両側に迫る山々を一目で見渡せ、遮るものが全くないのです。この宿もいいなあと言いつつ我々の宿に戻って、身支度を整え本日の級別テスト会場となる木島平クロスカントリー競技場へ出発。  さて、本日は級別検定ですが、受検者は1級1人、2級4人で全員千葉の高校生5人。ちょっとうらやましい。検定員は東京佐藤さん(主任)、鈴木さん、神奈川和多さん。今年から2級はクラシカルかフリーのどちらかを選択できることのなったそうで、今回は全員クラシカルを選択。検定は10時にクラシカルから始まり、ダイヤゴナル、ダブルポール、ワンキックダブルポール、ダウンヒル、総合滑降。ここで2級の受検者は終了し、1級受験の女子は、クイックスケーティング、スーパースケーティング、ラピッドスケーティング、総合滑降で、10時50分頃終了。お疲れ様。今年も1級受検者には「上手いなあ。」という声が検定員の間から漏れていました。

テスト前説明会

佐藤誠司主任検定員

ダイヤゴナル

ダブルポール

ダウンヒル

クイックスケーティング

 しかし、ものすごくいい天気なんだけど、気温が−3℃くらいで、雪がよく鳴くくらいで、このまま宿へ戻るのは、勿体ないくらいだった。アルペンの板と靴を持って来るんだったなあ。(ゴム長靴しか持ってきていないのだ。)
 宿へ戻って山田副会長と合流し、昼食後、14時半から役員会。当番連盟となる千葉県連の渡辺会長から、ここ木島平で初めての南関東ブロック選手権大会の開催となりますが、皆さんのご協力に感謝するとともに、無事に大会を終了できるよう、ご協力をお願いしますとの挨拶がありました。続いて、神奈川 山田副会長、東京 井上競技本部長、地元(木島平SC) 祢津(?)さん、丸山さんが順次挨拶した後、千葉県連の佐々木競技委員長の司会でスムーズに打ち合わせが進み、検討事項のフリーゾーンは、下りのカーブのきついところに赤の旗を立てること、バンフライ禁止区間は、ゴール前80メートルということで、すんなりまとまりあっという間に終了。


山田副会長あいさつ

芳川修二木島平村長あいさつ

TD 高木良男氏あいさつ

会場風景
 16時から食堂で開会式。去年までと違い、ここは床暖房だから、みんな床に座って暖かそうに聞いている。まず始めに、大会会長の渡辺忍千葉県連会長から、ここ木島平村に会場を移して初めての開催ですが、村を挙げて運営を行って頂いています。学生はテストの合間を縫って参加してくれているようです。大会関係者の皆さん明日からの大会運営よろしくお願いします。選手の皆さんは明日から頑張って試合に臨んでくださいと挨拶がありました。続いて、佐々木競技委任長からは、91名の参加で大会を実施しますが、もっと参加者を増やしていきたいので、選手の皆さんも選手獲得にご協力ください。木島平はとてもいい会場なので、長く会場として利用したいと考えています。練習の成果を出して、満足して帰れるように祈っています。そのために万全のバックアップをしますので、頑張ってくださいとの話がありました。続いて、地元木島平村を代表して、芳川修二村長から、お正月からやっと雪が降ってくれました。国体の予選会ということで、皆さん頑張ってください。木島平村は、木島平米で有名です。また、この近くに雪見景色が絶景の馬曲(まぐせ)温泉の露天風呂も是非ご利用ください。4年後に開業する新幹線の飯山駅から最短距離のスキー場となりますので、よろしくお願いしますとの挨拶がありました。その後、選手会が行われ、コースカッターを2レーン入れてほしいとの要望があり、地元から対応したいとの回答がありました。また、午前中に行われた級別テストの結果ですが、受検者5人全員が合格されました。おめでとうございます。

◆1月15日(土)雪

センターハウス

スキーマーキング
 今日はクラシカル競技が行われます。昨日とは打って変って朝から雪でしたが、それほど寒くはありません。役員の話では、雪が降っている方がワックス選択は楽なこともあるそうで、この乾いた雪ならそのケースだろうということでした。競技場に着くと、雪のためにコースオープンが若干遅れていましたが、地元の皆さんの努力でなんとか予定通り10時にスタートすることができました。全員のスタート写真を撮影した後、伊藤理事から教わった坂を登り切る直前の選手を撮影できるポイントへ、コース上を移動する。このコースはセンターハウスに隣接するグランドの400mくらいのトラックを中心にして、周りの山や丘をぐるっと回る5kmのコースで、下りも気持ち良くいけますよと伊藤英さんが言っていました。なんと山田副会長が現地で板と靴を借りて、レース前にコースを回ったそうですが、アルペンのウェアを着たまま行ってしまったので、大汗をかいてしまいましたとのことでした。でも、気持ちのいいコースだそうで、テクニックのある人なら下りもどんどん行けるんじゃないですかねとの話でした。お疲れ様です。

前走スタート

bX宮田、bP0高橋選手

bQ5長嶺、bQ6縄田選手

bQ8水品選手

追走

bX9福元選手
 レースは、スタート直後に転倒でビンディングが壊れてしまった選手が1名、明日のフリーのビブを間違えて着用してきてしまった選手が1名いましたが、あとは特にトラブルもなく、去年のようにストックを折ってしまうアクシデントもなかったそうです。そんなことで、順調にレースが進行し、11時20分最後の選手がゴールし、レース終了。今年はとてつもなく遅い選手もなく、レベルアップしたねと役員さんが言っていましたが、寒い中ずっと待っているのも大変だよね。でも、走っている選手が一番大変か。ということで、後片付けをして宿へ戻り、大盛りカレーの昼食後、国体選手候補者の選考会を山田副会長の部屋で開催。今回から役員全員での選考作業となり、熱い議論の結果、8人の候補者を決定して書類作成を行うことにしました。頑張ってくださいね。

◆1月16日(日)雪
 昨日からずーっと雪が降り続き、30cm以上積もっている。げげ、車が埋まっている!去年と同じじゃ。伊藤英さん、川口さんと車の雪を落として、出発の準備をするが、フロントガラスの氷がなかなか融けない。そうこうするうちに、巨大除雪車が来たので通してあげるためによけたりしているうちに結構時間を取られて、会場入りが少し遅くなってしまった。しかし、会場に着いたら、競技コースで圧雪が終わっているのは、最初のグランドのトラック部分だけで、他は全くの新雪状態。都連の役員さんがどうなってるだと心配していましたが、結局スタートが30分遅れの10時半からになりました。早いうちからアナウンスで周知したので、大きな混乱もなく(グランド以外に出かけられなかったので、みんなセンターハウス付近にいましたからね。)順調に運営できました。

一瞬雪がやんだ

岡崎選手

水品選手は前走

小川選手

ゴール前でこけた

スタッフ集合(レンズ曇り)
 今日のフリー競技は、昨日と違う場所で取材しようということで、私はグランドを出てからすぐの急坂を登りきったところを取材ポイントに決めて足場を固めて選手を待ちましたが、それから圧雪車がコース整備してましたから、10時半のスタートでも結構ぎりぎりという感じかな。10時スタートのつもりで待っていたので、ちょっと寒かったけど、時々アップの選手が上がってくるので、練習がてら撮影してたら前走が、団子で来たので、あっ始まったという感じでした。その中に横須賀の水品選手がいてあれれと思っいましたが、そういえばフリーのスタートリストに水品選手の名前はなかったね。その後、スタートのアナウンスが切れぎれに聞こえてくるのを頼りに99番の福元選手まで、撮影しました。選手が団子で来てしまうと、どうしても先頭の選手ばかり映ってしまいますね。それと、速い選手は撮影枚数が少なく、それなりの選手はたくさん撮れるという法則がここでも生きていて、縄田選手とかあまり撮れなかった。コース途中だと、選手の息遣いがはっきり聞こえて、迫力がありますね。取材ポイントのすぐ後ろも返りのコースになっていて、途中からそちらも選手が通るのですが、なかなか行きの選手と帰りの選手のタイミングが合わないので、行きの選手を中心に撮影することになりました。ただ、帰りの方が格段に息が上がって苦しそうな選手が多く、それも撮影したかったなとちょっと心残りですが、時間がないので坂を下って、昨日伊藤理事から教わった撮影ポイントに移動する。下はやっぱり暖かいね。そこで、「ラスト、ガンバ!」と声をかけたら、10Kmの選手でもう一周のだったので、悪いことしちゃったなと反省。ここで、神奈川の福元選手を待っていると、一昨日1級を取った千葉の女子選手94番が来たけど、速かったな。下りもアルペン並みのスピードで下ってましたよ、ビックリ。福元選手も、昨日のクラシカルは15秒差だったけど、今日は2分以上も差をつけられちゃったみたい。この取材ポイントも、最終スタートの福元選手がゴールした後、引き上げてゴール地点で2周目の選手を取材する。成年Aの上位選手が団子でゴールするところは迫力満点でした。次々にゴールしてくる選手にお疲れ様といいつつ取材を続ける。あれよあれよという間に選手がゴールして、11時51分59秒に最後の選手がゴール。レース終了、お疲れ様でした。最後のジュリー会議のある伊藤理事を残して、閉会式の準備に一足先に宿へ戻る。川口さんたちは県の表彰状の印刷に入り、昼食は後回し。

【閉会式】

佐々木競技委員長講評

地元丸山氏講評

山田副会長あいさつ
 13時食堂にて閉会式。競技の開始時間が遅れたので、予定通りの開催はさぞ大変だったことでしょう。頭が下がります。早速、選手の表彰に入り、大会会長の渡辺千葉県連会長はじめ大会役員から次々に表彰状と記念品が手渡されます。入賞の皆さんおめでとうございます。そして、頑張った選手全員に「お疲れ様!よく頑張ったね。」と言葉をかけてあげたいと思います。続いて、佐々木競技委員長から総括があり、地元の丸山氏から講評があり、13時40分頃終了。直ちに、各連盟の表彰式に入る。今年は、食堂の2階にもスペースがあり、隣の声が丸聞こえということもなく、スムーズに運営できました。

クラシカル ジュニア女子1・2位

クラシカル ジュニア男子1〜3位

クラシカル 男子5Km1〜3位

クラシカル 女子5Km1〜4位

クラシカル 男子10Km1〜10位

クラシカル 男子成年A1〜5位
(野上、豊田、大塚、松崎、岡崎選手)

クラシカル 男子成年B1・2位
(小川、村田選手)

クラシカル 男子成年C1〜5位
(水品、縄田、長嶺、石原、国井選手)

クラシカル 女子成年B1位
(福元尋子選手)

クラシカル 男子マスターズ1・2位
(高橋、宮田選手)

伊藤理事から国体選手候補発表

国体選手、監督、コーチ候補者

 最後に、各連盟のスタッフの皆さん、そして地元のスタッフの皆さん。そして、一生懸命に走る姿でたくさんの感動をくれた全ての選手の皆さん、ありがとうございました。また来年、木島平で会いましょう!!


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