広報委員 佐藤公宣 |
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■会長挨拶 開会に先立ち、河野太郎会長のビデオメッセージが放映されました。 昨年10月に開催された創立70周年の記念式典をもって、会長職を河野洋平から引き継ぐこととなりました。神奈川県スキー連盟は、登録会員が5,500名を超える組織ですが、昨今のスキー人口の減少を考えると、如何にスキー人口を増やすかが今後のテーマとなります。一昔前のスキーブームを楽しんだ世代である我々が、自分の子供達にスキーの楽しさを伝えていくことが重要であり、そのためにも機会を見つけ、ファミリーでスキーに行くことが大切です。 ■主幹県連総括責任者挨拶 主幹県連総括責任者の佐藤嘉彦副会長より、挨拶が行なわれました。 去年も今年もテーマを提供できなかったことをお詫びします。原因としてはSAJから具体的なテーマが降りてきていないことが挙げられます。現在、SAKの会員数は5,500名程度であり、年間850人の減少傾向にあります。この傾向を打開するためにも、各協会、各クラブ単位で新規会員増に努めてください。
■主幹県連執行責任者挨拶 主幹県連執行責任者の上田英之専務理事より、挨拶が行なわれました。 近年、SAK会員の減少問題がクローズアップされていますが、これはSAKのみならず、全国的にスノースポーツ人口が減少しているのが影響しているものと思われます。統計的には、2008〜2009年は若干ではあるが増加傾向にあるにもかかわらず、SAKの会員数は毎年200人の減少で推移しているのが現状です。 SAKは今シーズンのテーマとして「みんなで(スノースポーツ)の感動を広げよう」を掲げています。神奈川県には800万人のスノースポーツ未体験者がいることを考えますと、今後、仲間を如何に増やしていくかが重要な問題です。その対策の一例として、ひとつのクラブが毎年2名を新規会員として迎えることを目指してください。SAKには現在260のクラブがあることから、520名の仲間を毎年増やせる計算となります。指導員についても不足しているのが現状であり、今後、認定指導員を含めて増やしていく必要があります。 ■SAJ立会い理事挨拶 SAJ立会い理事の山田隆SAJ理事より、挨拶が行なわれました。 SAJとしては、去年、教程が変わったのにもかかわらず、今一つ盛り上がっていない状況です。今年のSAJの会員も10万人を切ってしまった。ちなみにバスケット・バレーの会員は60万人程度である。世界的に視野を広げるとカービングスキーを使用しているのは日本・韓国等であり、欧米諸国では新しいスキーが普及してきている状況です。
■研修会テーマについて 研修会テーマについて、木村教育本部長より説明が行われました。 主に、スキーマーケットの拡充、自然で楽なスキーのすすめ(ハイブリッドスキー)、安全で楽しいスキーのすすめ、について説明がありました。
■講演会 滝澤宏臣選手をゲストに迎え「我がスキー人生」というテーマで講演が行われました。 主な内容は、以下となります。 幼少期からスキーができる環境が整っており、順調にアルペン選手として活躍してきたが、各種の怪我に悩まされた。特に、長野オリンピック代表選考の前に右膝前十字靭帯断裂を経験し、深い挫折を味わった。その後もオリンピックに対する思い、「なりたい自分への憧れ」を諦めることが出来ず、モーグルからスキークロスへと競技種目を変更していき、36歳にしてやっとオリンピックに選手として参加することができた。この間に20年の歳月を要したが、「諦めた時点で終わり」という強い信念を持ち続けたことが目標を成就する要因であった。 スキークロスは自分にあった競技であり、「ガチンコ勝負」や「人との直接対決」が自分に合っていた。今後も現役生活を継続していくが、スキークロス競技人口の拡大、後進の育成にも努力していかなければならない。また、スキーの楽しさを若手に伝えていきたい。国体、次期オリンピック(ソチ)参加も視野に入れていくつもりである。
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