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第6回環富士山スキー技術選手権大会
平成19年 3月10日(土)〜11日(日)白馬五竜
川井紀明広報委員

主幹県代表 野地副会長挨拶

今年も、ご協力よろしくお願いします

◆環富士山スキー技術選手権大会

 シーズンも終盤、今年も環富士山技選の始まりである。毎年賞品の豪華さなどで盛り上がりをみせるこの大会も今年で第6回となった。今年は、神奈川県が幹事県であり、重責を担う大会である。
さて、会場となる白馬五竜スキー場は、例外なく暖冬の影響を受け、本来の大会コートは天然雪のため土が見え始めている。急遽変更されたコートは、下地が人口雪のためこちらは大丈夫。
ゲレンデには英語、韓国語による放送があることには驚いた。海外からのゲストに喜んでもらえばと始めたサービスとのことであった。

◆開会式、選手会

 開会式では、ご来賓の方々のご挨拶をいただいた。暖冬、雪不足、コート変更と関係方々のご尽力のほどがうかがえる。緩い斜面に変更されたが、その分丁寧に滑ってくださいとのアドバイスもあった。
選手宣誓は、神奈川県の小沼みはるさんが務めた。
また、選手会では、「ゴールエリアで確実に停止しなければならない」とあったが、「減速して通過」が認められた。


来賓挨拶 下川様

選手宣誓 神奈川県の小沼みはるさん

◆予選

 参加者は、女子57名、男子163名、計217名、そのうち神奈川県からは、女子31名、男子67名、計98名のエントリーがあった。神奈川は最も多く選手を出している県である。特筆すべきは、男子1部で、他の部門が約半数を神奈川の選手が占める中で、この部門だけは84名の参加者に対し、神奈川は23名しか選手がいない。エントリーリストをよく見てみると、東京の12名をはじめとする他連盟からの参加者多いのだ。それにしても、一般的に参加者の少ない若年層の1部が最多の84名というのはどうしてだろう。(もう少し取材すれば良かった。)
 さて、コートの様子はというと、とおみ第2ペアリフト上部のAコートで大回り、いいもりパウダースノーコースのBコートで中回りが同時に行われた。どちらのコートも斜面が緩いせいか、技術の差がスピードに現れていたようだ。
続いてAコートで総合滑降、Bコートで小回りが行われた。
若干雪が緩んではきたが、影響ないほどで良かった。
小回りでは、スケーティングでスタートする選手がほとんど、中にはクローチングする選手もいてびっくり。最近はそう滑るのかと感心してしまった。


なごやかな中にも熱い思いが!

もっとスピードを…

◆決勝

 昨夜降った10センチほどの雪の整備から始まった。天候は、雪時々曇り。真冬のように寒い。昨日の予選成績の上位50%が決勝に残った。
通過か否かは、決勝当日朝8時に掲示されるので、どんな様子か見に行くと意外と静寂。
(技選に出る人はセルフジャッジができているんだなぁと感心)
スタート順は、予選と同じビブ順であるので、スコアボードは色々な数字が表示され、良い点数には歓声が上がる。(決勝では、点数の幅を拡げようと審判団が言ってたっけ)


まずはコース整備

盛り上がったゴール付近

◆閉会式

 木村技術代表から次の講評があった。
中回りは、ターン弧に合わせた内傾角を作って欲しい。また、板に乗っただけのレールターンではなく、板のたわみを活かした滑りをしていただきたい。
小回りでは、もっとターンの落差を取って、スペースを活かしたターン弧を見せて欲しい。
大回りでは、スピード感を見せる中で左右のターン弧を均等にし、さらに早いとらえをしていただきたい。
総合滑降については、リズム変化の際の流れを大事にして欲しい。滑りの技術としては、大回りと同じで、早いとらえをしていただきたい。
昨年に比べ技術が向上しているとの講評も付け加えられた。

 表彰式では、スキー板、ヘルメット、ウェア、宿泊券、家具調コタツ、そしてお米30kgなど豪華商品の数々。惜しくも入賞できなくても、ほとんどの人に商品が準備されている。大じゃんけん大会では、古林専門委員に勝った人、または負けた人が商品をゲット。一番盛り上がるひと時であった。


講評 木村技術代表

賞品は盛り沢山

◆優勝者インタビュー

 激戦区の女子2部、男子1、2部の優勝者にインタビューした。
まずは、女子2部の竹内さん、スタート前まで仲間とおしゃべりしているという。旧姓でも優勝経験ありという常連さんだ。次に男子1部竹内さん、また竹内さんと思ったら女子優勝の旦那さんとのこと。ご夫婦でお見事です。シーズン50日は滑るというご夫妻、滑走前は、どちらもリラックスしているようです。
 続いて男子2部優勝の酒井さん、シーズン70日滑ることもあるそうだ。こちらも冷静さを保つようにしているとのこと。
 インタビューした3名の方は皆さん千葉県。男女7部門中5部門で優勝している千葉県強しの構図は今年も変わらなかった。
最も参加者の多い神奈川がんばれ。


スキーを手にしたのは?

今年も表彰会場は大盛り上がり

◆最後に

 この大会は、異なる4団体による運営で成り立っており、その連携を図ることは並大抵のことではない。今回も4ヶ月を超える準備期間を要したそうである。この貴重な大会を今後も発展させるか否かは参加者の皆さんに委ねられている。ぜひ来年も参加いただき大会盛り上げていただきたい。大会は無事終了し、来年の幹事である静岡県に引き継がれた。大会役員の皆さんたいへんお疲れ様でした。


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