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SAJデモンストレーター秋合宿
 
平成17年11月21(月)〜23日(水)群馬県鹿沢スノーエリア
SAJデモンストレーター 佐藤拓也

実技研修

平川副本部長がリード

◆デモ合宿に参加

 11月21日から23日まで群馬県鹿沢スノーエリアで行われた、デモンストレーター合宿に参加してきました。これまでは中央研修会と同時日程で行われていたデモ合宿ですが、今シーズンから中央研修会が4月に行われることになり、コーディネーションコースの中のデモ合宿という位置づけに変更になりました。このコーディネーションコースは各ブロック研修会の運営をスムーズに行うためのコーディネイトをするという意味合いがあり、ナショナルデモンストレーター、SAJデモンストレーターとともに各ブロックで中心的な役割を果たすイグザミナーも参加し、各ブロック研修会のためのミーティングの場としての要素を増しています。

◆今年の鹿沢は雪が豊富

 今年の鹿沢ハイランドは昨年に比べ雪の量が多く、雪上での実技研修を中心に十分なトレーニングができました。内容としては、基本姿勢の確認〜歩行〜推進滑走〜方向変換〜直滑降での基本姿勢の確認、そして滑走性の高いプルーク〜プルークボーゲン〜プルークターン〜パラレルターンへと移行していく組み立てで行われました。

◆実技研修の流れ

 実技研修は平川さんのリードの下、いくつかのグループに分かれて行われました。このグループの中ではSAJデモよりも1日前に合宿入りし、一連の流れの研修をすでに受けていたナショナルデモの方にアドバイスをもらいながら進められました。

 今シーズンの実技研修の中でのポイントとなっているのはトップコントロールまでの流れをいかにスムーズにつなげていくかという部分にありました。プルークボーゲン(テールコントロール)〜プルークターン(トップ&テールコントロール)〜パラレルターン(トップコントロール)と発展していく中で、特にプルークターンはしっかりと時間をかけてトレーニングを行いました。それは外主導から内主導へ、また中心軸運動感覚から2軸運動感覚へと移行していく中で、その中間に位置づけられるトップ&テールコントロールをしっかりと理解し表現する必要があるためです。

◆細かいアドバイスを受けながらの研修

 テールコントロールとトップコントロールを技術の二つの柱として捉えるなら、非常に幅があるのがトップ&テールコントロールになります。その技術の幅のある中でどのような運動要素を表現すればよいのか、かなり細かいアドバイスを受けながらの研修になりました。具体的には、外スキーを横へ滑らせていたプルークボーゲンに対して、プルークターンでは外スキーを前へ滑らせていくことで腰の回転を引き出していく2軸の動きへ変化させていくことがポイントになります。この段階で2軸運動感覚を身につけることで、トップコントロールへの移行がスムーズになり、この運動に内スキーの外旋と外反を加えることでパラレルターンへと発展する流れを組み立てることができます。

 プルークターンの演技に関しては僕もなかなか繊細な表現ができず、柳橋イグザミナー からの合格点がもらえずに南関ブロックでの研修会までの宿題になってしまいました。SAJデモになり2年目のシーズンになりましたが、こういうときは自分の力不足を感じます。

◆今シーズンもよろしくお願いします

 2004年4月にSAJデモンストレーター初認定を受け、2006年3月で1期2年の任期を終えます。神奈川県連からデモンストレーター選考会に推薦していただき、貴重な経験をさせていただいたこと大変感謝しています。今シーズンもできる限り多くの行事に参加させていただく予定です。デモ2年目のシーズンしっかりと頑張っていきたいと思います。今シーズンもよろしくお願いします!


真剣に説明を聞いて

ナショデモからアドバイス

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