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チャレンジカップ第2戦岩岳大会
 
広報委員 守谷紀幸
平成18年1月27日(金)〜29日(日) 岩岳スキー場

広報委員のメンバー

初心者だって楽しめます

今年も岩岳に行くぞ!

1月27日(金)【今年も岩岳に行くぞ】 例年のとおり大会本部になるロッジ『ピステ』に午後1時に集合。今回、私は諸般の事情で電車とバスで白馬岩岳まで行きました。
  長野まで新幹線(なんと指定席!)で長野からバスで岩岳までというプチリッチな行程です。(お財布的には結構厳しいです。) 雪が多いから民宿街に入れないというバスのドライバーのわがままのおかげで、約束の午後1時ぎりぎりになってしまいましたが、本部に無事到着。
  すでに、古郡副会長をはじめ競技本部とハンディキャップ委員会の面々が各部屋でくつろいでいる。同室の渡辺HC委員も、徹夜明けを押して車で岩岳入りしたにもかかわらず「眠いですねえ」などと言いながら、元気に迎えてくれました。


スクールとの打合せ

TCミーティング

◆スクール打ち合わせ

 午後2時から岩岳スキースクールにて大会の詳細な打ち合わせ。 打ち合わせには、スクールの田口校長と太田大会運営部長が出席され、スケジュールやクラス分け、出走順などの確認を行いました。岩岳の行事は、第4回チャレンジカップ第2戦、第7回クラブ対抗アルペン競技会、SAKマスターズ第2戦の3つの大会をいっぺんに開催し、さらにチャレンジカップには、ハンディキャップの方々のクラスもあるということで、クラス分けがものすごく多くて複雑なのでした。
  地味で根気の要る仕事ですが、大会のスムーズな運営には欠かせない作業です。打ち合わせが終わる頃には、スクールの午後のクラスが終わり、スクールのコーチが続々と戻ってきてかなり広いスクールが人であふれんばかりです。皆さん、お疲れ様です。 それから、大会コースのセパレート(ネット張り)は、われわれが着く前にスクールの皆さんがやってくれていました。人手が足りないので、校長先生や事務の方たちまで総出でだったそうです。感謝、感謝。

◆TCミーティング

 午後5時からホワイトプラザ内の体育館でTCミーティング。明日の回転競技のスケジュール及びスタートリストが発表になりました。2本目は1本目完走者全員が出走でき、スタート順は男女ともフリップ15となっています。それにしても人数が少ないな。 選手側からは、リフト券の割引などについて質問があり、宿泊先でリフト割引券と昼食券、温泉入浴券がセットになったものが3000円で購入可能とのこと。すごくお得です。 ということで、選手の皆さん、明日はがんばってください。しかし、雪が止まない・・・。


古郡副会長

岩岳スキースクール田口校長

◆開会式 1月28日(土)

 昨晩から、今朝方までは、この冬を象徴するような猛吹雪で、夜中に着いた広報委員の面々の話では、木崎湖の当たりからノロノロの大渋滞で、あっちこっちで車が壁やガードレールと仲良くなっていたそうです。そういえばこの数年、雪のない道ばかり走っていたような気がしますね。 午前8時の開会式の頃には、雪も止んで、太陽が顔を見せ始めていました。やったー! 開会式は、古郡副会長、岩岳スキースクールの田口校長先生からあいさつをいただきましたが、2人とも今年は雪が多いが、晴れの日が少なく大会運営が大変だったが、今日明日は好天気の予報なので、気持ちのいい大会ができるだろうと口にしていました。 今年はドカ雪の関係で、車がかもしかリフト脇まで入れないので、チェアスキーの面々は少し離れたゴンドラ脇の駐車場から1回リフトを使って移動することになっていました。大雪の思わぬ影響がこんなところにも。


秘密兵器

追いつかれそう…

◆前走者はなんと

 インスペクションを終わって10時の競技開始の頃には、すごいピーカンで日焼け止めが必要な状態ですよ、これは。コースセットは、チェアスキーやIDクラスも考慮したセットのようですが、攻める人にはそれなりにきつくなるようでした。それよりも、コースが長く、斜面変化があるので、なかなか難しいコースとの印象があります。 さて、1本目前走スタート。な、なんと前走は、広報委員会の安藤委員と徳本担当理事ではないか。2人とも、前走の責務を全うすべくコース状況をしっかりと確かめながら滑っていきました?

◆回転競技1本目

 1本目の競技開始。女子一般、男子オープン、男子ID、男子LW、マスターズ男子、男子一般の順でスタートしていく。女子一般の前半の選手は、さすがにポイント上位ということもあって、ビシバシポールに当たっていく。
  しかし、女子15人はちょっと寂しい。あっという間に終わって、男子の部。男子の参加も69名。どうなってるんですか?去年はあんなにたくさんいたのに・・・。どうやら開催日を1週ずらしたことによって、他の大会とバッティングしてしまったことが原因のようだ。(これについてはクラブ代表者会議で詳しく論議されています。)
  男子IDクラスは、コースが分からなくなるといけないので、越前谷常務理事が先導役を務めます。なかなかやりますよ。うかうかしていると越前谷さん追いつかれそうです。続いて、LWクラスのチェアスキーの面々。SLのセットを苦もなくこなしていくのはさすがです。次は、マスターズ。ワンピースを着ているから年齢が分かりません。順手でポールをなぎ払う滑りにちょっぴり年輪を感じますが、皆さんすごく元気です。そして、一般の選手へ。ポールを倒す、カツン、カツンという音が小気味良くリズムを刻みます。技術系はリズムのスポーツだと研修会で聞いたけど、そうだなあと、実感します。そんなことを考えながらカメラのシャッターを切っていると1本目終了。


手前のカレーです

大会も順調に

◆お昼にカレーが

 回転競技は2本滑って合計タイムで競いますので、午前中からはじめると1本目と2本目の間が丁度お昼にかかってしまいます。スタートの競技役員は、2本目インスペクションのために部署を離れらないので、お昼に降りられません。おにぎりでも持参すればいいのでしょうが、忙しい朝の宿舎に頼むのも気が引けて、結局3時頃のお昼なんてこともあります。 そんな腹ペコ役員に古郡副会長が粋な計らい。副会長が懇意にしている地元のレストランにカレーの出前を頼んだのです。なんと出前持ちは、広報委員。まったく、県連は人使いが・・・。これも、大変な役員さんのためですから、喜んでやらせていただきました。 もちろん、スタート係りの2人は大喜びでしたよ。

◆回転競技表彰式

 午後3時からホワイトプラザ内体育館で、回転競技の表彰式と明日の大回転競技のTCミーティングが行われました。詳細は、別表のとおりです。回転に関しては、かわいい副賞が付いていました。マスターズの方々は、こんな方が滑っていたんだと、ちょっとびっくり(失礼!) TCミーティングも大回転のスタートリストの発表程度でごく簡単に終了。明日もがんばってね。

◆クラブ代表者との意見交換会

 表彰式の取材も無事終了してホッとしていると、菊地競技本部長がまじめな顔で夕方5時から会議があるので、取材をしてほしいとの依頼があり、何事かと緊張しながら会場になっている宿舎のロッジピステのリビングに行ってみると、菊池本部長の呼びかけに応じて、現役でレースをやっているクラブの代表者と県連の意見交換会のようなものが、開かれるというのです。
  参加者は、選手側からレーシングチームノアールの中村さんと東芝スキークラブの下山さん、伊藤さんの3人、連盟側は菊池本部長と八木専門委員でした。
  冒頭、菊池さんから、「競技会もこのところ参加人員が減少しています。そんな中で、参加選手の意見を聞きそれを取り入れながらよりよい競技会を開催したいと考えています。クラブ所属の選手をはじめ、オープン参加の選手の意見なども聞いてみたいと思っています。それらを来季の運営に生かし、会場の設定等考えて行きたいと思っています。ですので、ご意見に対する即答はできないことをご承知ください。」と挨拶があった。
  以下、県連側が質問をし参加者側が答えると言うQ&A形式で会議は進んでゆきました。

Q:競技スキーの楽しさとは何でしょう。
A1:速くなりたいということかな。
A2:ライバル関係で競争していくことだと思う。
A3:タイム、ポイントが目標になり、はっきり結果がでる。基礎スキーは目的がない感じがする。スキーヤーにとっての発表の場になっている。

Q:各クラブの行事の一環として大会に参加しているのか。
A1:クラブの中で競技スキーをしている人たちが集まって参加しているが、やはり最近はその数が減少している。
A2:ポイントの存在は大切。今年からHPに掲載されるようになって、大変喜んでいます。

Q:2月に切り替えになるポイントに対する要望は。
A1:1年間ポイントレースに出られないとダブルペナルティがあるが、それを過大に受け取って諦めてしまっている人がいる。
A1:川崎の市民大会がポイント対象になったのはよかった。
A2:対象レースは多い方がいい。1回しか出られないとポイントが下がってしまうから。

Q:社会人が参加しやすい時期ってありますか。
A1:1月の4連戦がセンター入試とバッティングしているんです。入試にかかわる人と高校生は出られないですよね。センター試験に日程は夏に発表になるので、ずらす工夫はできないですか。
A2:技選もバッティングしている。尾花さんや日立の槻橋さんなどは出られないと言っていました。国体予選とこの大会の2週続きはつらい物がありますね。2月は、教育本部で八海山のレースがあるくらいなのでこれを2月に移してもらうと…。
A3:上越4連戦は火曜日までなので、翌週続くと…。2月の1週目ならいい。
A4:県選手権の日程はいいと思います。社会人は3月末はつらいですよ。
A5:そうそう、野辺山はクリスマスにもろに当たっちゃってとこぼしている声を聞いています。

Q:コース的にはどうかな。
A1:岩岳はコース的に面白い。それで野辺山はいいが、上越は今年はクローチングのみって言う感じで…。あそこで2戦やるのはどうかって感じてしまいますね。
A2:12月、4月でも野辺山は確実だし、硬いということもあるから分かるけど。
A3:菅平なんかどうですかね。その時期他の大会が入っているかな。大きさの点もあるか。ともかく、国体予選はテクニカルなコースの方がいいと思います。

Q:レースの運営内容はどうかな。選手の環境を考えているつもりなのですが。
A1:レース運営の中身に関しては特にありませんね。
A2:インスペクションで入場制限がかなり早くかかるのですが、以前はなかった気がするのですが。

Q:インスペの後のコース整備が大変なのでそれに時間を取れるように入場制限を設けました。
A1:インスペクションの時間がこの大会は長いですよね。普通だったら30分くらいだけど。

Q:ハンディキャップの大会も兼ねているので長めの50分に設定している。
A1:ぎりぎりにならないとインスペに入らない人もいるし、早い人もいるから時間制限という意味ではいいかも知れませんね。
A2:やっぱり、日曜日はみんな早く帰りたいですからね。

Q:大回転を1本目足切りをして2本にしたらというのはどうですか。
A1:あまりそういう大会はないですよね。我々のレベルでは1本が普通ではないですか。
A2:足切りでポイントがつかなくなってしまうのは困るな。

Q:賞品などは。
A1:参加賞よりリフト券の割引の方が助かるな。

Q:岩岳と上越国際は地元に泊まっていない人が多い。宿泊をしてくれれば割引交渉はしやすい。選手に還元してくれといえますからね。岩岳は、食事券つきの割引券がありますね。
A1:大会では、あまり本数滑らない。野辺山の回数券がなくなったのは痛い。半日券3500円で1本目でこけたらつまらない。

Q:デジエントリーは。
A1:デジエントリーはみんなやってますよ。
A2:チームの担当者が集めてからやるのが負担かかっていました。

Q:各自が勝手に申し込むとチームの和がなくなってしまうと心配したのですが。
A1:それより負担が減ってくれる方がいい。逆に、個人の責任で申し込むので自覚も出るのでは。

Q:デジエントリーも含め締め切り時期は。デジエントリーのみならもっと遅くてもいいのですが。
A1:そうできないですかね。1ヶ月前は厳しい。DSが多くなってしまう。

Q:計算委員の方の問題でもあるのですが。
A1:1週間は無理としても、2週間前くらいにならないですかね。
A2:デジエントリーのページが県連のHPとリンクしていないのではないかと思うのですが。

Q:教育のページからリンクしているのですが。
A1:あまり教育本部のページは見ないので、わかり難いですよね。
A2:HP左方のメニューボタンの最後にリンクボタンを置いてくれるといいのですが。

Q:総務本部に伝えます。

Q:これから連盟に望むことはありますか。連盟としては選手と一体となって大会をやっていこうという方針です。
A1:若手が減っていることは仕方のないことと思っていますので、選手側もできることは協力してやっていきたいと考えています。
A2:連盟とは少し外れるけど、電脳翁のHPはいいですね。連続写真は最高です。
A3:ある意味、動画より参考になりますね。

Q:どうも、お忙しい中ありがとうございました。これからも同じ仲間としてやっていきましょう。


チェアスキーで

今日も、いい天気で

◆大回転競技 1月29日(日)

 今日は朝からいい天気です。 昨日の晩は、広報委員会の連中と一杯やるのを楽しみにしていたのに、この原稿を打ちながらそのまま眠り込んでしまいました。結構、疲れてます。 さて、本日はかなりにぎやかです。でも男女合わせて120名ですから、昨年と比べるとちょっと悲しくなります。だけどオープンクラスには我が広報委員会とその仲間の精鋭8名が参加して、ちょっぴり(大々的にと言いたいけど、誇大広報になっちゃうからな)大会を盛り上げています。
  みんな、打倒徳本でがんばれよ。 さて、大回転はかもしかリフトの終点近くに立派なスタートハウスが設営されていて、さらに絶好の天候ということもあり、スタート準備も楽チンですね。私もカメラの準備をしてスタートを待っているとついアクビがでてくるような、そんな感じです。
  前走スタート。前走3番は、昨日のカレーの出前を準備してくれたレストランの人だ。いろいろご協力ありがとうございます。 さあ、競技開始。1番スタートは、いきなり広報委員会の影の編集長と言われる大井選手。いい滑りをしています。来年はワンピですね。おっ、2番スタートは広報委員会の至宝三浦選手、膝の故障上がりですがスムーズな滑り。
  続いて、女子一般。うわっ、速っ!まるでロケットブースターでも付いているかのような速さです。やはり、オープンクラスとは次元が異なる滑りの世界ですね。それもそのはず、女子一般1番スタートは、優勝をさらった寺嶋選手だったのでした。
  女子16名(ちょっとさびしいです)がすむと、男子IDクラス。今日は2名の参加、まず昨日に引き続いて越前谷理事が先導役を務めるが、やっぱり抜かされそう。越前谷さん、ガンバ!次の選手は出だしでちょっとつまずいたけれど、先導役のコーチや周りのみんなに励まされてなんとか滑っていきました。続いて、LWクラス6名。チェアスキーの大回転は見ていて迫力があります。チェアとスキーを結ぶショックアブソーバーがその性能を発揮しているのを目の当たりにしました。
  さて、次はお待ちかね、広報委員会の精鋭(!?)が集う男子オープンクラス。クラス分けで川井さんがちょっと心配したけど、無事解決したので、皆さんがんばってね。エントリー10名のうち6名が広報委員とその仲間です。そのなかで安藤さん川井さんが速そうかな。タイムの放送を聞いてやっぱりとうなずく取材者でした。
  続いて、マスターズクラス。今日はずいぶん増えて12名の参加。みなさんお元気ですね。感心している場合かと、しっかりシャッターを切ります。 さて、最後は一般男子。速い、速い。ワンターンごとに加速していく感じです。何かが違うんだよなあ。速すぎてシャッターチャンスを逃してしまう、ドジな取材者でありました。昨日、意見を聞かせてくれた中村さん、下山さんはしっかり写真を押さえたけど、どひゃ−伊藤さんはもう過ぎてしまってる。ごめんなさい。てなことで、どたばた取材終了。

◆表彰式

 晴天のゴールハウス前で、気持ちよく表彰式。 クラブ対抗は、ダントツで男女ともRED BIBが優勝をさらっていきました。おめでとう。そして、オープン女子Bは広報のワンツーフィニッシュ、オープン男子Cクラスは我が広報委員会が独占したのでした。やったぜ!

 来年はもっと多くの参加者と広報委員を集めよう!


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