ホーム > 行事レポート > 準指導員検定会・BC級公認検定員検定会   3  

車山W行事 準指導員検定会 合格者レポート
ソニー厚木スキークラブ 田中 亨さん

初日から大雪でした

プルークターン演技中
 昨年から挑戦して2回目で合格する事ができましたが、昨年自分の番号が呼ばれなかった時は自分の技量のなさに歯痒い思いでいっぱいになり、検定会終了後の市協会会長からの労いの言葉は遠くに聞こえ、顔を上げる事できずメガネにポタポタ涙が垂れていました。開会式の挨拶で役員の方が天国と地獄という言葉を使っていましたが正にその表現ぴったりの体験ができました。

◆初日1種目目で気持ちの切り替えができた

  検定初日は前日からの大雪でピステが入っていても全体的にモサモサの滑り難い状態でした。名物の硬いバーンで緊張しないように何回も週末車山に足を運んだにも関わらず、全く違うコンディションにガチガチの緊張状態で迎えましたが順番の近い人やサポートにきてくれた人がしゃべることで肩の力を抜いてくれたお陰で、1種目目のトップ&テール大回りが思ったより上手く行き、それにより気分を切り替える事ができ、最後まで乗り切る事ができました。

◆迷わない、惑わされない。

  今年も当然のことながら低速種目が設定されていて、昨年と同じ場所でプルークターンを、制限滑走が行われる下の部分でプルークボーゲンが行われましたが、コートのコンディションがとてもよく滑りやすい状況でしたので気持ちよく滑ることが出来ました。
 昨年から悩まされていた種目にはある程度解釈、演技に幅があり、各専門員で同じ種目を説明しているにも関わらず微妙に違って見えてしまうことでした。そこで種目の理解はシーズン初めに指導して貰った中から「私はこの位のレベルの人にこの部分を見せる」と見せるポイントを自分なりに1本組み立て、1月中はデキの悪い生徒に徹して自分のイメージした表現が自然にできるまで練習しました。この段階では間違った理解だったかもしれませんが、これにより残り受験迄の間は、教えて頂いた方が強調するポイントを自分の作った滑りと比較して自分の悪い点を修正できるようになり、沢山の見方、教え方の中でも自分のイメージに磨きをかける事が出来ました。

◆養成講習は楽しく楽しく

  今年は「種目をしっかり理解して楽しく見せるスキーをしよう」と目標を立てて臨みました。養成講習会での「楽しく」は直ぐ実現できたので、受験生達と楽しくしゃべってると先生の卵になる人達だけあって、直ぐゼッケン番号だけではなく名前で呼び合えるようになり良い雰囲気の中で受講できたので講習は遊びにいっている時と変わりない楽しい週末となりました。

◆1年で上達を実感しました。

  見せる滑りを意識し普段では考られない位考えながら滑っていると、あるとき「あ!」と思う事に出会いました。
 昨年から今年にかけて沢山の「あ!」が見つける事ができ、最近ではトントご無沙汰していた上達の実感を得ることができました。
 また、何よりもレベルの近い人達と同じ目標に向って滑る機会に恵まれたことが何よりも楽しいスキーシーズンとなりました。

◆最後に

  1年に1度しかない準指導員を受験するという事は、今後のスキー人生の中に強烈な記憶として残る事と思います。
 それは合格、不合格を問わず、この受験を通して知り合い一緒に滑ったり、飲んだくれた仲間との交流が、変わることない自分の財産となり今後も共通の話題として語りつづけられると思うからです。
 今後も指導員講習会やどこかのゲレンデで出会う機会がありましたら気軽に声をかけて下さい。

ソニー厚木スキークラブ 田中 亨


 ★写真はこちら 「電脳オキナ」阿部さんのホームページ

 < 前へ   次へ >
ホーム > 行事レポート > 準指導員検定会・BC級公認検定員検定会   3