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指導員研修会・クリニックC

2004年1月3日(土)〜4日(日)

正月早々多くの先生に参加いただきました
SAJ立会 佐々木峻SAJ理事

◆山田専務理事
  正月早々の研修会となりましたが、役員一同皆様と正月がこのスキー場ですごせることを喜んでおります。ただ、残念なことに雪が少なく、ポールもたっておりますので、効率よく、内容のある研修会を開催したいと考えております。
  今シーズンは、準指検定の受験者がとうとう200人を切ってしまうという、35年以上ぶりの大幅な落ち込みとなりました。このまま続きますと、連盟の経営そのものにも大きな支障をきたして参ります。是非、みなさまのクラブから受験者を増やしていただきたいと思います。増やすには、各クラブにてバッチテストを積極的に行っていただき、1級を合格させて頂かないと増えませんので、よろしくお願い致します。経済的には厳しい世情でございますが、先輩達により築き上げていただいた神奈川県スキー連盟を衰退させずにがんばっていきたいと考えておりますので,ご理解、ご協力をお願いいたします。

◆佐々木峻 SAJ立会い理事
  私も長い間、このスキー場に携わってきましたがこんなに雪の少ないのは初めてであります。雪が少ないのはこのスキー場だけではありませんが、ぜひ、良い研修会を行っていただきたいと思います。
  私は競技の担当でスノーボードという新しい種目の担当部長をしております。昔怪我をした関係で、ボードの部長でありながらボードはやったことがありませんが、技術は良く見ていますので解かります。みなさんが、ボードを体験したらたぶん3日で、滑ってこれると思います。それぐらい易しいです。今の若い人はボードから入る人が多いのですが、これは流行だけでなく、易しいからなのです。ぜひ、チャレンジしてみてください。全日本の担当理事としては、2006年のトリノ・オリンピックに向けて、なんとか金メダルを取り戻さなければいけないと考えています。残念ながらアメリカではなにも取れませんでした。必死になってやっておりますが、そんななかでワールドカップでスノーボードは2勝しております。日本人の体型にあっているともいえるかもしれません。現在、私は全日本の理事ですが、元は神奈川の理事でもあり、卒業して全日本に行かせてもらっているわけで、世界の金メダルを狙えるところで頑張っていることを、皆さんの同僚の中にいると言うことをご理解・ご支援ください。ぜひ、応援をお願いいたします。

野辺山スキー場 大山支配人
理論講習 山田専務理事

◆主任講師 渡辺三郎教育本部長
  今年に実技研修テーマは、トップコントロール、テールコントロールの原則的な仕組みの理解ということです。キーワードであげてみますと「がんばらない」ということです。いま、スキーの性能がよくなったので、無駄な筋力を使わなくても自分の体重を上手く利用すればもっと楽に滑れるのではないかということです。スキー技術の特徴は重力による落下運動で、スキー横軸が水平面に対して谷側に傾ければ、谷側に落下運動がおこります。これがテールコントロール。トップコントロールは、スキーの横軸が水平面に対して山側に傾ける、簡単に言えば、スキーのトップをターン内側に掘り込むと言う感じでしょうか。ただこのテーマを行うには、どうしても横系の練習が必要であり、今回の斜面には向いていないので、別の機会に行っていただきたいと思います。いずれにしましても形にこだわらず、楽なスキーを行っていただきたいと思います。

◆理論講習会 はじめに 山田専務理事
  まず、今年は教程が変わりました。大きな理由はカービングという(今年からノーマルと言います)性能の高い板にあります。それを利用すれば、スキーというものは簡単なんだ、そういうことを理解していただきたいと思います。

◆検定制度改正の説明 渡辺教育本部長
  詳細は以下をご覧ください
  ・車山T研修会・クリニックA レポート
  ・中央研修会南関東ブロック 全日本スキー連盟教育本部 Website

中央研修会の実技研修説明 山田専務理事、上田SAJ専門委員
  詳細は以下をごらんください
  ・中央研修会南関東ブロック レポート
  ・中央研修会南関東ブロック 全日本スキー連盟教育本部 Website

ポールにチャレンジ
ポールをバンバン滑ります
◆ポールセット
  スキー場からポールバーン(オレンジ)をお借りすることができましたので、各班ともポールを有効に楽しみながらの研修会となりました。タイム計測はありませんでしたが、素晴らしいポール練習のチャンスであったと思います。
ワークショップ研修
ワークショップ研修
◆実技講習会
  スキー場のバーンの関係から、各班とも効率よく実技研修を行いました。ある班では,ワークショップ研修を実施、テールコントロール、トップコントロールでの各種のバリエーションを披露し、このバリエーションは参考になるので、ぜひ使ってみたいなどの声もきかれ、参考になったようです。すでに全日本からの、画一的な伝達テーマは無く、それぞれのパーツやバリエーションを持ちながら、対象の生徒さんの体力やスキルに最適な指導を行うことが求められています。そのためにも、バリエーションの交換は有効であったと思います。
ファミリーで研修会に参加ありがとう
ポールを楽しんでいただけましたか

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