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車山X行事
指導員研修会E、公認検定員クリニックE BC級公認検定員検定会B 第4回障害を持つ人のためのスキー教室 長野県:車山高原スキー場 平成16年3月27日(土)〜28日(日) |
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楽しんでいますか〜 |
障害を持つ人のためのスキー教室 U(車山第 4 回) 対 象 肢体障害(チェアスキー) 及び 知的障害者の方々
山田専務理事、片常務理事挨拶の後ハンディキャップ委員会村上委員長より「4年前から始まった障害を持つ人のスキー教室でスキー教室ですが、今回もチェアスキー、アウトリガースキーなど肢体に障害を持つ方や知的障害、聴覚障害等のハンディを持った人たちが参加しています。研修会参加の先生方もボランティアとして是非一緒に楽しんでもらいたいと思います」と挨拶。 10 : 00 スカイプラザ前ゲレンデにてハンディキャップスキー教室の開会式 参加者: チェアスキー5名、アウトリガー1名、知的障害 10名、聴覚障害者 2名、介添え者 3 名、計 21 名を7班に分け、講師 15 名が各班を分担し講習を行った。 1 ,2 級受検の班は足慣らしのため斜度のあるビーナスコースに向かいその他の班は主にSKYLINER脇のファミリーコースでレベル確認のプルークから滑り始めた。 おりしも春休みの真っ只中、小田原市や東松山市、その他地区の小中学生がそれぞれグループごとに勢揃いし、喚声まじりのレッスンを展開していて、混雑したゲレンデであった。 12 : 30 昼食 |
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切れ込んでいます! |
13 : 30 午後の講習。午前中は1班 3 名の 7 班構成であったが自己申告に基づいての班分けであったのでレベル不均衡が目立ち入れ替えをしつつ、9班編成で開始した。 1班 :最大斜度 38 度のキャプテンコースの不整地で小回りのレッスンに取り組んだが、まだ人が殆んど入っておらず圧雪されていないバーンではチェアスキーが食い込みすぎて操作に苦労するケースが目立った。 2班 :チェアーの初心者には後ろから紐で引き、安全を確保しながらゲレンデに慣れてもらえるよう心掛け講習を実施。 3班 : 1 , 2 級の上級班は受験のための講習、特にポジションの矯正と中回りのカービングを試みた。また天気が良いことから山頂へ登り富士山、八ヶ岳、白樺湖などの自然の景観も堪能することが出来た。聴覚障害者もいることから手話通訳者も同行した。 4、5、6、7班: 3、4級受験者が主たる班なので最初はトレーンでの滑走を試みた。班によってはなかなか軌跡を追えず自分のペース、自分の弧で滑ってしまうケースが見られるためマンツーマンで講師のすぐ後ろについて滑ることを何回も繰り返すことにより、徐々に弧を描くすべりらしい効果が見られるようになった。 言葉の説明(耳からの情報)より視覚からの理解が得やすいケースである。スペシャルオリンピックの表彰を受けた方などは大回りの弧を上手く描けないがストックをポール代わりに何本かゲレンデに立ててみると、素晴らしい切り替えを見せながら滑って見せてくれた。その人の得意な部分やレベルに合わせた指導が何よりも必要なことを教えてくれた。 15 : 30 講習終了 16 : 00 役員、ボランティアによる報告および検定の打合せを実施。 |
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かなりスピードが出ています! |
3月28日 日曜日 天候 : 快晴 8 : 30 スカイプラザ時計前集合 9 : 30 各級別の規定種目検定 受験者は1級:4名、2級:2名、3級:8名、4級:3名、 5 級: 1 名(講習内検定)。 なお受験者の参加者の介添え者として同行された方、親御さんの計 4 名が含まれている。 1、 2 級の検定はビーナスコースにて大回り、中回り、不整地小回り、フリー滑降を実施した。連日に快晴で陽射しも強く 10 時を過ぎたあたりからあっという間に雪が緩んでスキーが取られやすいコンディションとなってしまったにもかかわらず受験者は果敢に攻めるすべりを見せていた。 3、4級はファミリーコースにて検定を行った。種目は大回り、小回り、フリー滑降の3種目。チェアスキー、アウトリガースキーの受験者の滑りを始めて見るのかジュニアスキー参加の子供達は食い入るように見つめていた。引率の教師が身振り手振りで説明する光景も見られた。 |
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5級合格おめとうございます |
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3級合格おめでとうございます |
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1級合格おめでとうございます |
10 : 45 閉会式 車山行事X全体の閉会式がスカイシティ前ゲレンデで行われ、その場でバッジ検定結果が発表され、認定書、バッジが県連役員より合格者一人一人に手渡された。車山行事に参加の指導員からも暖かい大きな拍手がおくられた。 合格者(敬称略) 1 級 田中裕介、佐藤光秀 2 級 森田達也、岡野善紀 3 級 今野英樹、道端律子、長谷川久治、川口昇、川口博樹 斎藤竜也、西城雄一、内山亜矢子 4 級 中野 稔、斎藤千英子、中野 霞 5級 楠瀬由希哉 皆さんおめでとうございます。 今回行事の運営スタッフ ハンディキャップ委員会 村上龍爾、渡辺儀一、中谷智之、水附謙太郎、八木千英子、沖川悦三、野村亮太、堀 浩二 ボランティア 国島みどり トライアルスキークラブ 伊藤善美 てんぐスキークラブ 鈴木慎一郎 てんぐスキークラブ 杉山京子 Selp 社 坂田元政 横浜クロイツラー 丸山 靖 日本チェアスキー協会 深野英子 日本チェアスキー協会 長沼美生 国士舘大学基礎スキークラブ 腰高 豊 てんぐスキークラブ 熊倉幸郎 横浜市立中学校 SC 以上の皆様有難うございました。 障害を持つ人のスキー教室も4年目となり、認知度も徐々に広がりをみせ、今回も神奈川県に限らず埼玉県、静岡県、愛知県、長野県、石川県などから参加者があったことは嬉しい限りであり、さらに輪を広げたいと思う。 一方参加者の熱意に応えるべく講師やボランティアも力が入りすぎて障害者の体力や障害の違いなどによる疲労の度合を見逃さないようにすることが怪我防止のためにも肝要である。 チェアスキーとは チェアスキーは怪我や病気がもとで片足または両足が不自由になった方(さらに両手が不自由になった方もいます)が座った姿勢で滑るスキーです。通常販売しているスキー1本の上にお尻がすっぽり収まるシートをサスペンション機能を介して取り付けてあります。 滑走時は両手にアウトリガーと呼ばれる杖の先にミニスキーのついた補助具を持ちます。 このアウトリガー操作と1本のスキー操作のみで滑走しますので外見上、プルーク操作も出来ませんしスキーの踏み換えも出来ませんがスキッディングやカービングを組み合わせてほぼ同様のスキー操作が出来ます。 ただし、将棋が重度になってくるとシートによる上体の固定域が増え、腰から上を上下左右に動かすことが出来ない方もいます。そうなるとスキー操作が少し難しくなりますが程度の差こそあれ一般スキーヤーと同等のすべりは出来るようになります。 報告 中谷 知之 |
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スタッフのみなさん、ご苦労様 |