◆参加者４００人を超えるハイシーズンを飾る中心的巨大行事

五竜行事�Tは、平成１６年１月１６日（金）から１８日にかけて、白馬五竜スキー場に於て開催された。今年は、（財）全日本スキー連盟主催の指導員研修会（ D ）、公認検定員クリニック（ D ）、スノーボード指導員養成講習会（Ａ）、スノーボード指導員研修会（Ａ）と、（財）神奈川県スキー連盟主催のスキー指導員養成講習会（Ｂ）、スキー技術強化合宿（Ｂ）、スキー技術レベルアップ講習会（Ａ）、パトロール養成講習会（Ａ）、スノーボード技術レベルアップ講習会（Ａ）、障害をもつ方のためのスキー教室（第３回）という、合計１０種の行事が一斉に開催され、参加人数も４００人を超えて、ハイシーズンを飾る中心的巨大行事となっている。

◆バラエティに富んだ白馬五竜は広報にはもどかしく…

前日まで大雪が降り、明け方にはやむというこれ以上ない状況で、ゲレンデコンディションもよく、更に天候も快晴という、最高の環境で始まった。

１０種の行事が同時進行することと、行事によりゲレンデ状況を選択できるということで、バラエティに富んだ白馬五竜および白馬４７のゲレンデ構成は、今回の行事に非常に適しているのだが、広報としては、広範囲に移動することによる時間的なロスが多いことと、それぞれの行事での最適な取材タイミングを待てないというもどかしさを抑えつつ、なるべく多くの方の取材、特に写真撮影を中心に、参加された方の様子を追った。

◆「スキーを楽しむ」という前提

今回は、各行事の担当が工夫を凝らし、「スキーを楽しむ」という前提で行事に取り組んでいた。
まず楽しく滑る、腰が抜けるくらいたくさん滑る、ということを念頭にすすめることで、五竜行事ならではの自然との融合が、スキーのレベルアップにも繋がるということであろう。

趣向の一つとして、スキー技術強化合宿やスキー技術レベルアップ講習会、指導員養成講習会では、プロカメラマンの上田氏による高速度写真撮影を行い、滑りの視覚的な分析に役立てていた。

今回、あまり知られていないパトロール養成講習会について取材したところ、非常に快く対応していただき、あのスノーボートにも実際に乗せて頂くことになった。実際に乗るのは初めてであったが、想像していたより、楽しいものであった。こちらは、別途レポートにまとめた。

◆障害をもつ方のためのスキー教室

更に、障害をもつ方のためのスキー教室では、最終日にスキー技能検定も行なわれ、たくさんの合格者を出すことが出来た。そのほかの行事についても、五竜ならではの大自然が満喫できる環境で行なわれ、ゲレンデを思う存分に滑ることができ、実り多いことと思う。指導員研修会に参加した、大井広報委員のレポートも参照願いたい。

３日に渡り非常に良い天気というのは、記憶に無いくらい珍しいことであったが、けが人もなく行事を終えることができ非常に充実した行事になったと思う。

SAK 広報委員 川上誠