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教育本部 拡大教育本部会議
大井智子 広報委員レポート
番外編@ 「安全対策委員会」の和田委員長は語る
◆さて,ここからは「番外編」だ。
 「拡大教育本部会」が終了し,17時30分からは,横浜駅周辺のビルB1階にある「雑魚場食堂」という店で,懇親会が始まった。途中,三塚康雄・前教育本部長が駆けつけて,みんなが拍手で出迎えた。
貸し切りの店の中で,激しい飲み会が続く。わたしは「安全対策委員会」の人たちの4人席に座っていた。和田均・安全対策委員長の話は,はずかしながらこれまで知らないことばかり。いい機会なので紹介したい。
「パトロールの検定はSAJが行う。パトロール養成講習の修了証,SAJ1級以上の合格証,日赤救急法の合格証をもった,20歳以上が受験できる。合格率は8,9割だが,1級の技術に全国で幅があるため,受験生の技術に差が出る」。
「パトロールの資格は,@職業として取る人 Aクラブの中で取る人,がいる。実際にスキー場でけが人が出れば現地スキー場のパトロールが対応するため,雪なし県のパトロールが前面に立って仕事をすることはない。それでも,クラブに『傷の手当て』『ロープの張り方,結び方』のわかるパトロールがいれば,指導員も『ケガに対してもう少し考えよう』となるはず。安心感もあるし,スキー場の新しい楽しみ方に触れることもできる」。

◆「アキヤボード」に乗るべし!

 「雪なし県でのスキーツアーでは,集合して,現地にバスや電車で移動して,雪の上に立って,宿で過ごして,帰ってくるまでの間,指導員の役割がある。常に先生であるためには,『いろいろな知識』を持っていなければいけないし,いざ事が起きたときに『迷っちゃいけない』」。
「スキーとは,健康と安全があってできるものだと思う。ケガをしない・させない,楽しく,は大切だ。まだまだ関係者の「安全に関する意識」が低いのは残念だ。この2年間を勝負と思い,しっかり意義付けをしていきたい」。
それに対して,わたしも自分の考えをいろいろ話した。
で,「やっぱり体験しなくちゃわかんねえだろう」ということになり,広報委員として取材に行く,2003年1月17日〜19日までの「五竜行事T」の「パトロール養成講習会A」で,「『アキヤボード』(ケガした人が乗るボード)にぜひ乗ってみな」(戸嶋洋治安全対策委員)ということになった。なんか,ごつごつして痛そうで寒そうだが,ちょっと楽しみだ。
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 そうこうするうちに,懇親会は佳境に突入していった。
 あっちこっちでおたけびが上がり,笑い声がはじけ,どこかで床に何かがひっくり返る音がする。理事の何人かは,ぐるぐると各テーブルを回っている。三塚さんも山田さんも越前谷さんも,和田さんのところにやってきて,一言二言話してから,またぐるぐるしていった。
 トイレで女性の専門委員の人と鉢合わせた。「どうですか?」と聞くと,「わたしたちは女子4人いっぺんに,前期に専門委員になりました。2期目に入ります。女子はだめと言われないように考えて,これまでやってきました」と話してくれた。ぜひがんばってほしい。

◆ワインに染まる白いポロシャツ
 やがて懇親会はおひらきとなり,大騒ぎは店の外へと持ち越されていった。
ふと見ると,山田専務理事の真っ白なポロシャツと,ベージュのチノパンがワイン色に染まっている。山田さんは,なんだかとてもうれしさそうに,「どうだあ」とばかりにそれをみんなに見せびらかしている。どうやらワインがこぼれたらしい。越前谷さんに「ぜひ記念に撮っとくべきだ」と提案し,越前谷さんがカバンからごそごそカメラを取り出すと,山田さんはさっそくおなかを突き出して,きちんと「きをつけ」のポーズをとってくれた。ニコニコ顔でデジカメに納まった。

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