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スノーパラダイス in北海道 級別テスト
三浦亜矢子広報委員レポート

いよいよ検定開始
検定員が見ている がんばれ

◆級別テスト
 12月14日(土)は公式日程2日目(最終日)、朝里川スキー場でバッジテストが行われることになっている。前日、片常務理事から「前走をやってくれない?」と依頼があった。指導員の資格を取って以来、当然のことながら前走をする機会がなくなった。1級の頃はよくやったっけなぁ、などと懐かしく思いながら楽しみな気持ち半分で当日を迎えた。
 当日の天気は快晴。絶好の検定日和だ。実践種目講習テストの間は他の班の取材を許されたので、指導員研修会の班を主に回って取材を続けた。約束の時間に待ち合わせの場所に着くと緊張した受験者とにこやかな片常務理事。同じ広報委員で参加している大井さんもなんとなく緊張気味だ。

前走準備をする三浦さん

結構リラックスしてますよ〜

◆どういう配分で滑ろうかと考えて「どうしよう」と思わず口に出してしまった
 規定種目テストは1,2級合同で行うことになった。まずは2級の小〜中周りの種目。緊張した面持ちの受験者に囲まれて、私もスタート時さすがにちょっと緊張した。どういう配分で滑ろうかと考えて「どうしよう」と思わず口に出してしまった。後で、片常務理事に「前走が『どうしよう』なんて言ったら受験者がびびっちゃう」と怒られた。至極ごもっとも。反省。実際に滑り出すとバーンの状態は良く、私は数十メートルの間とても気持ちよく滑ることができた。が、滑っている途中で検定員の笑い声が聞こえる。ゴールして聞いてみると、検定員の吉野さんが私が受験者だと勘違いしてビックリしてしまい、その様子を他の検定員が笑っていたとのことだった。検定は何かとハプニングがあって面白い。2級受験者は17人、皆さんよく練習していて誰一人転倒することなく試験は順調に進んだ。
続いて1級の検定に入った。種目は中〜小回り。小回りに入るとき、滑りのリズムを明確に変化させることが肝心、最も緊張するところだろう。

◆前走はなんと片常務理事。
  自分でも意外だったが、私は片常務が滑るところをきちんと見るのは初めてだった。とっても軽やかで滑らかで、ビデオを撮りながらうーんとうなってしまった(ご本人も満足気だった)。スターターは広報委員の大井さんが担当した。1級受験者14人の滑りはさすがに安定していて、たくさんの合格者が出ることを予感させた。
 2級の2種目目は大回り。私はここでも前走することになった。これから滑る受験者にプラスになるような前走をしようと集中して滑った。幸い転んだり、おっとっとしたりすることもなく、無事ゴールできた。受験者の皆さんも少しリラックスしてきたのか、先ほどの種目よりも動きが滑らかになったように見える。2級もたくさん合格者がでるかもしれないと思いながらビデオを回した。
 1級の2種目目も大回り。またまた片常務理事の前走で始まった。受験者の皆さんは全体的に動きも良く、緊張している様子も見られない(でも実際は緊張しているのだろうけど)。この頃には検定中のバーンに研修会などほかの班の姿も多く見られたが、誰一人衝突することもなく安定した滑りで安心して見ていることができた。

条件は最高でした

スターターの片常務理事

◆合格準備は進む
 検定が無事に終了して、私は役員のみなさんが使用しているレストハウスの一室へと向かった。部屋に戻ると検定員をされていた吉野さん、佐々木さん、上村さんが手招きをする。合格証を書いて!というお願いだった。私はいつものことという気持ちがあったので、軽く引き受けた。そこへもう1人の広報委員の大井さん部屋に戻ってきた。これからスノーボード班の撮影に行くと言う。私は合格証の準備を依頼されていたので、大井さんの了解をもらって部屋に残ることにした。実はこのとき私はあまり体調がよくなく、大井さんの取材についていくことができなかったのだ。「大井さん、ごめんなさい!!」と思いながら、暖かい部屋で合格証を書いた。予想通り、1級も2級もたくさんの合格者が出たので、私はとっても忙しくなった。最初、検定員の皆さんは絶対に書かないと言う雰囲気だったが、合格者が多いので1級の合格証は私が書いて2級はブロック技術員の上村さんが書いてくれることになった。上村さんは実は字が上手い。特に習ったこともないと言うのに上手い。かなりうらやましい。

◆合格証は大切なもの
 1級の合格証というものは、私自身とっても大切なものだと思っている。1級はそれまで目指してきたある程度の目標で節目という意味もあるし、準指やテクなど次への具体的なステップにつながるという意味もある。それに、準指やテクの受験など事ある毎に取り出して実際に合格証をもって受験しなければならないこともある。だから1級の合格証を書くときは合格者のことを思いながらできるだけ丁寧に書くように心がけている。しかし、今回のように一度に10人以上も合格者が出るとさすがに時間がかかる。私がのろのろと書いていると、見かねて古郡福会長が「手伝ってあげよう」と言ってくださり、結局半分以上の合格証を副会長が書いてくださった。閉会式まで時間があまり無かったので、危うく間に合わなくなるところだった。感謝。
閉会式では合格者全員の名前が呼ばれ、代表者が合格証を受け取った。私は自分のことのようにじぃ〜んとしながらその様子を撮影した。合格者のみなさん、本当におめでとうございます。これからもSAKの仲間たちと楽しくスキーを続けましょう!

2級合格おめでとう

1級合格おめでとう

◆今回の北海道行事で見事合格された方は以下の方です。(敬称略)

1級(14人)
石田勉、佐々木亮子、吉田成利、渡辺良子、山下祐二、中島美和、柳沢尚武、嶋田史子、伊藤雅代、大嶋千尋、佐藤浩一

2級(13人)
浜田真弓、金井明子、佐藤裕文、渡邊智佳子、土井紀枝、石川喜美子、小那覇凱章、小島佳子、本間満子、山口浩、井原南都子、玉尾恵、出口博

3級(3人)
石川勝栄、今村利廣、清水泰子


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