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平成14年度 中体連・高体連合同会議
平成13年10月26日(金)神奈川県社会福祉会館

◆菊地本部長

 少子化問題、またスキーに限らず選手が減少している中で、スキー連盟と、高体連、中体連が一緒になって色々な問題を解決していかなければいけないと時期に来ていると感じております。この会議で大きく前進するということはないかもしれませんが、年に2回程度の設定を行い、今持っている力を貸し借りして、良いジュニアの大会を開催できるようにコミュニケーションを計っていければと考えております。第1回目ですが、ぜひよろしくお願いいたします。

 

◆山田専務理事

 長年、行事を行ってきているわけですが、少子化もあるし、お金がかかるスポーツでもあり、どうしても人口が減って来ている訳であります。ただし、中にはレベルの低い状態で大会に出たいという方もいらっしゃいまして、それかの方々にも参加いただくかもこれからの課題でもあります。長年スキー連盟は、スポーツ全体がそうでしょうが権威の象徴的な存在であったと思いますが、今の時代はいかにスノースポーツをする方々にサービスできるか、大会の運営も合宿の運営も参加する方々へのサービスと考えております。

 現在、中体連、高体連ではスノーボードの選手はいらっしゃいませんが、傾向としてはスノーボードも増加しており、連盟としてはスノースポーツ全体の競技団体の組織として、それを目指す方々に役立つ団体でありたいと考えています。役員一同考えを新たにして、いかに楽しんでもらえ、喜んでもらえるよう運営しなければいけないと痛感している次第でございます。

◆吉田県中体連理事長

 中体連は陸上その他16専門部があります。冬季種目については専門部はありません。専門部長も本部役員、事務局のスタッフからスキーに1名、スケート・アイスホッケーに1名と言う状況です。ご承知だと思いますが、全中大会の1つが中体連の大会となります。発端は高体連さんの大会の中で中学の選手が増えてきたことと、指導者も出てきたことで、ご指導いただきながら独自の大会となりました。

 例年70名ぐらいの参加だったのですが、今年は35名ぐらいとと半減しております。もっと早くに連盟の先生方のご協力を得ればと思っております。従来も後援はいただいておきながら、開会式に来ていただいてもご挨拶もお願いできない問題もありました。35名の選手による予選会には、中体連のスタッフだけでも25名ぐらいいってもらうのですが、その運営資金も非常に厳しい状況でございます。今回このような形で会議がもてましたが、今後は予選会の持ち方などを基本からご相談させていただければと考えます。スケートのフィギア・スピードにつきましては、スケート連盟さんの推薦をいただいて、引率・健康管理が中心です。またアイスホッケーはチームがありますので、チームでの選考を経て、我々は引率・健康管理となっています。全中大会では、昨年連盟からのコーチの派遣の提案をいただいたようなのですが、実現いたしませんでしたが、ご指導いただきながら進んでいきたいと考えております。


◆阿南高体連スキー専門部長

 昨シーズン、県連の方々にはいろいろとお世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。高体連も過去10年を振り返ってみますと、かなり選手の数が減ってきております。以前は男子で200〜300名はいたと思いますが、今では100名をやっと超えるかという状況で、経済的な面でも圧迫してきております。しかし大会の参加料は規定がありまして、そういうなかで運営していかなければならない状況です。

 実際、大会を行うにしてもかなりの金額がかかり、選手は減ってきているというなかで、問題となっております。同時にスキースポーツ大会ということではありますが、学校教育の一環ということもあり、引率という面では、怪我もありますし、親元を離れ宿泊するいうことでも、高体連の34の専門部のありますが、どうしても特殊な競技であるということになります。最近は、県立の学校に選手が所属していながら、部がないが大会に出たいということで。厳しく引率をつけるようにと各学校にお願いしてきたのですが、予算削減のおり引率費用も出ないなどの悩みを抱えております。県連のほうから1名でも2名でも派遣していただけると助かるというのが現状です。それから国体ですと選手も出たいということで、必ず参加してきますが、それ以外の大会ですとモチベートが下がるのでしょうが、日程上も3月の大会は少年組の参加人数が激減します。また、高校生の行事的には試験の日程とも重なることもあって、40名とか50名とかになってしまいます。その意味では日程を調整していただいて、もっと多くの選手がでれるようにしていただければと思います。おそらく1週間前後に動かすだけで変わると思いますので、来年以降お願いしたいということと、それにあわせて高体連独自にポイント制度を設けているのですが、出来ればSAKのポイントと連動して、SAKの大会に出れば高体連のポイントに反映され、高体連の大会に出ればSAKの国体予選ポイントに反映されるということがあれば、少子化で競技人口は減少しているものの、出場する選手が増加すると考えます。関東大会、インターハイなどの上級大会にもし予算的に可能であれば、SAKの専門委員の方が来て頂ければありがたいと思います。お願いが多くて申し訳ありませんが、これからも高体連をよろしくご指導願います。


◆片常務理事(総務本部長)

 長いこと中体連さん、高体連さんとやってきましたが、この会議のようにもう少し間を蜜にしていけば、今のような問題も起きないだろうと思っております。もちろん努力が必要ですが、スキー連盟も反省するところがあると思います。現執行部では競技団体であると思っております。その競技団体がジュニアを育成することは当然のことであります。その中で後援をするという形のそのルールすらなかった訳で、連盟として申し訳なかったとお詫び申し上げます。

 それぞれの事業において、神奈川県スキー連盟後援という形をとっていただいて、手続き上のルールを定めましたので、前と大幅に変わったわけではありませんが、資料添付の上提出をお願いします。役員の派遣、コーチの派遣の要請も出していただければ検討したいと思います。時代の変わり目という認識をしていただき、よろしくお願いいたします。


◆ご意見、質疑応答

(山田専務)中体連さん、高体連さんの話を聞きますと、スキー連盟の怠慢だと思うところがあります。役員の派遣についてもそうですし、個々理事や役員が協力したとしてもその結果すら理事会まで伝わったことは一度もないです。当然、県下の選手を大会に連れて行って引率したり、コーチをしたりすることであれば、スキー連盟は義務があると思います。今後は理事会に要望や報告としてあげてもらうようお願いします。

(三井田氏)私が理事の時代に理事会に提案したこともありますが、あまり言えない雰囲気もあったかに思います。

(山田専務)それは、なんども何度も繰り返して話をしないといけないと思います。あきらめずに何度もいっていただければ、よろしいかと思います。

(菊地本部長)依頼書等を回して頂ければ、理事会で検討させていただきます。


◆スキー連盟の普及強化の状況

(菊地本部長)雪なし県ということで、ジュニア強化が進んでいないように思われますが、、昨年の強化合宿なども含めて、全日本ランキングでも30位以内,40位以内の選手も出てきており、確実に成果がでております。ただ、選手を探す段階で苦労をしています。特にノルディック中にはついては、高体連の先生方に頼っていると言うのが実情です。出来れば、中学の先生方とも連絡を密にとり、各種目にて選手を育てていきたいと考えます。

(菊地本部長)中体連での選手35名というのはかなり少ないですが、中には情報を知らないというケースもあるかもしれませんので、連盟や高体連と連携を取っていけば、もう少し増えるのではないのでしょうか。

(山田専務)各教会で中学校の選手が登録しているので、早い時期に中体連の行事があるとわかれば、対応が出来るのではないか。スキー連盟が各協会に流す努力も必要であるし、必世なら手続き要領に加える検討も必要かと思う。

 


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