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第60回神奈川県スキー選手権大会
2002.3.8〜3.10
上越国際スキー場 大沢ゲレンデ
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【リザルト】
※以前掲示しておりましたポイントは、大会終了後に配布したものと相違がありますので、削除いたしました。

★女子SL(※)
★男子SL  ←データが遅れています。


★女子GS(※)
★男子GS(※)

◆入賞者リザルト(※)
◆SL入賞者
◆GS入賞者

広報委員レポート
川添 徹広報委員

■ 3月8日AM10時自宅を出発、会社の携帯電話にチラチラ目をやりながら一路上越国際スキー場へ向け車を走らせた。緊張の取材スタートである。

◆競技系と教育系は雰囲気が違う?
 なぜ、緊張しているかと言うと、競技系行事に参加するのが今回始めてで、勝手がわからない。教育系の行事であれば何回も参加しているので勝手も判るが、競技系となるとまったく解らない。事前に情報入手しようと思い、数人の方に情報を戴いたが大半の意見が、教育系の行事とは雰囲気がぜんぜん違うということだった。

 
◆競技系は選手も役員も取材し辛い…
 ある人によると「選手は種目に集中しているので取材は難しいよ」とか、「役員の方も朝早くから選手の為に黙々と担当の仕事に集中しているから話し掛けづらいよ」等など、言われたものだから車の中で取材方法をいろいろ考えていた。
 結局考えが纏まらないまま現地に到着し、午後5時から始まる役員ミーティングの取材を行なうことになってしまった。
 
◆参加選手のことを第一に考え
 役員ミーティングでは、スケジュール表が配られ、約300名参加する今大会の運営に関するタイムスケジュール等が周知されていき、テキパキと進んでいく、若干の予定外事項についても小林副会長、井駒監事、平沢理事も同席しているので大会役員と共に、参加選手の事を第一に考え、協議をし、決定していく。(現場に持ちこんだPCとプリンターですぐに訂正されたスケジュール表を作成)この意思決定の早さにはびっくりした。役員の皆さんのこの大会を成功させようとする熱い思いが伝わってくる。
 
◆選手宣誓は中学生の井出晶子さん
 その後食事をして、午後7時から観光会館に移動して開会式が行なわれた。大会初日の前夜ということもあってか参加人数は30名ぐらいで静かな雰囲気の中、小林副会長、片常務の挨拶の後、スキー場関係者の方からも歓迎の挨拶を戴き、選手宣誓を中学生の井出晶子さんが元気よく行なった。その後、大会初日のチームキャプテンミーティングが行われ、SLが当初予定の美奈ゲレンデから大沢ゲレンデに変更になったことが伝えられた。また、ほかの周知事項がいくつか伝達されミーティングは終了。
 
◆不参加のチームキャプテンに連絡
これで初日終了かと思った時に突然役員に、「携帯電話を持って全員集合!」の声がかかった。いったい何が始まるのかと思ったら、各自の携帯電話でミーティング不参加のチームキャプテンにゲレンデ変更の連絡をとりはじめた。この光景を見て改めて一つの行事を成功させるために多くの方の地道な行動があることを認識させられた。
 

■ 3月9日大会初日 男女SL競技 天気:快晴 気温:とっても温かい(暑い!)

◆取材は事由にといわれたが…
 役員の朝はとても早く、朝6時起床7時半ゲレンデに集合して各人担当の仕事に取り掛かる。勝手のわからない私がどのように取材しようか迷っていると、菊池さんと栗田さんが
「コースに入って自由にしていいですよ!」と言われたが、なにしろ競技系の行事に始めて参加した私は勝手がわからず、とにかく選手、役員の皆さんの邪魔にならないように取材をすることにした。

 
◆手際よと競技会が動き出していく
 開会式も事務連絡一堂に会して当日に行う事無く、選手は時間通り集まってくるし、コース整備も、旗門審判もスタートもゴールも所定の位置について準備万端。この手際よさには本当にびっくりした。(ビックリしたのは私だけかもしれませんが・・・)そして、8:40に開始されるインスペクションに合わせて手際よくポールが立てられていった
 
◆インスペクション、チューンは真剣
 インスペクションでの選手の表情は真剣そのものでメモを取りながらコースをチェックしたり、集団で相談しながら行ったり、スタートではスキーにコルクを使いワックスを伸ばしたりしていて、スタート時間が、近づくにつれ緊張感がこちらにも伝わってきた。そんな中で、たぶんコーチ兼お父さんが子供のスキーのチューンを行っているのが目に入り、アットホーム的な光景に触れることもできた。そうこうしているうちに前走者スタートして1本目が時間通りに開始された。(みんなガンバ!)
 
◆インタビュー
1本目開始後何人かにインタビューしてみました。
・インタビュー1 女子回転チルドレン1 優勝 藤本千紘さん
  以前札幌のチームに所属していたという藤本千紘ちゃんは、現在ショウナンキッズに所属している。スキーを始めたのは4歳ごろからで、今でも札幌友達とポールレッスンに参加しているらしい。とにかくスキーのスピード感が楽しくてしょうがない千紘ちゃんに将来の夢はと質問すると「オリンピック選手になりたいです。」と元気よく答えてくれた。それを聞いていたとても優しそうなお父さんの笑顔が印象的だった。
 これからもスキーを楽しんでね!と声をかけると「ハイ!」と笑いながら答えてくれた。
 
・ インタビュー2 男子回転チルドレン2 優勝 平賀淳成さん
  小学校6年生の平賀君は、ショウナンキッズに所属、スキーは3歳からはじめシーズン中は毎週クラブの行事に参加しているという。競技スキーが楽しくてしょうがないようで、将来の夢はと質問すると「オリンピック選手!」とすぐ答えが返ってきた。1本目の滑りについて振り返ってもらったら、「急斜面で失敗しちゃった!」と悔しそうに答えてくれた彼だったが、2本目終了後にも話が聞けたので感想を聞いてみると、「今度は無難に滑れた!満足した。」と満面の笑みで語ってくれた
 
・インタビュー3  アナウンス嬢 八木智英子さん    
 毎年参加しているという八木さん。皆さんご存知でしたか?「ゼッケン○○番○○選手スタート」の声の主です。八木さんのここでの仕事はと質問すると、「アナウンスだけではなく皆さんに配るリザルトの作成等庶務的な仕事もしています。選手の皆さんにいち早く結果を伝えるため時間に追われながらの作業です。」と答えてくれた。また、大会当日アナウンスを行っている様子を取材させていただいたが、タイマーと接続されたPC2台をたくみに操りながらアナウンスしていて、初めて見た私の感想は、いくら慣れているとはいえ、器用にこなす姿に感動すら覚えるほどだった。
 
・インタビュー4  ゼッケン33番 山田さん(女性)
 今大会は3回目、競技暦7年目という山田さんにSL1本目のゴール直後に恐る恐るインタビューしてみた。(決して山田さんが怖かったのではありません)
 彼女は、学生時代に入ったスキー同好会で競技スキーはまってしまったらしい。この大会に参加しての感想は、「役員の皆さんと選手とのコミュニケーションが良く、緊張感の中にもとても言い雰囲気で楽しんでいます。」ニコニコと答えてくれた。
 (インタビューした後に他の人から聞かされたのだが、彼女は最近のレースでは常勝者らしい。)
 

・インタビュー5  ゼッケン38 奥田史子さん(右)
          ゼッケン49 中岡玲子さん(左)

 二人は同じ会社のスキー部に所属している。奥田さんは、去年まで京都に居て会社のスキー部に所属していたが、今年から転勤で神奈川に来て会社のスキー部に所属し、この大会に出場したらしい。会社でのスキー人口について質問したところ、減少気味だそうだが、若い人が数人入部したそうである。

今回のコースについての感想を尋ねると、「今回このコースは始めて滑ったのでよくわからないまま滑ってしまいました。」とちょっと悔しそうだった。
 中岡さんは、毎年この大会を楽しみにしているそうで、他にも野辺山の大会に参加しているそうである。今回のコースについて質問すると、「Aコース2本目は振ってあったのでびっくりしました。」と言いながらも余裕の表情
 二人ともとても楽しそうでゴール付近でレースについてさまざまな感想を語り合っている姿が印象的だった。
 
◆SL競技の入賞者にコシヒカリも
 SL競技の表彰式は、9日17時30分から観光会館で行われた。今回は、60回記念大会とうことで、1位と6位の入賞者に本場コシヒカリ(2kg)が送られた。
 表彰式の後、明日行なわれるGS競技についてチームキャプテンミーティングが行なわれ、この席上で、ある方から大会役員に対して、前回の大会で要望した点が、今回取り入れられたことに対するお礼のメッセージを戴いた。
 入賞された方おめでとうございます。
 

■ 3月10日大会2日目 男女GS競技 天気:快晴 気温:非常に温かい。

◆地元の協力でコースもベストに
 今日も、早朝から役委員の方々は本当によく動き回って的確に各人の仕事をこなしていく、初夏を思わせる気温で、コースコンディションが心配だったが、地元スキースクールや、スキー場関係者の方たちが手際よくコースコンディションをベストの状態に仕上げていく。

 
◆チロルではタイム計測など忙しく
 また、ゴール地点にあるレストハウス(チロル)の2階には、タイム計測担当やリザルト速報作成担当などの事務方がつめていて、競技が始まると結果が次々とコンピュータに送られて来て、選手に少しでも早く結果を知られようと一生懸命リザルトの速報を作成しゴール地点の掲示板に張り出す作業が素早く行なわれていく。また、ここには、大会役委員の昼食が用意されていて、交代で食事を取ることができる。ちなみに初日はカレー、2日目は牛丼で、コーヒーも用意されている。
 
◆順次表彰式が行われていく
 ゴール地点では、60回記念の記念品がゴールした選手にゼッケント引き換えに手渡された。ちなみに記念品は60回記念と上越国際のロゴ入りネックストラップ。
 GSの表彰式は、ゴール地点で行なわれ、クラス別に順位が確定するとパソコンに入力して賞状が作成される。アナウンサーの八木さんが、表彰の時間をアナウンスすると対象の選手が集まってくるという感じで順次行なわれていった。表彰式の雰囲気として観客が少なくちょっと寂しい気もしたが、回りの人の感想を聞くと、これで十分という意見だった。
 
◆リザルト作成も結構時間がかかる
 全競技が終了すると、今度はあっという間に撤収作業が始まった。事務方ではリザルトの作成が行なわれた。このリザルト作成が結構大変で、初日に私も手伝ったが、120部ほどコピーを作成しなければならないらしく、スキー場のコピーを借りて行なったのだが結構時間がかかる。(コピーの性能も一寸関係して。贅沢は言えないが。)
 リザルトが出来上がるころには、撤収作業も終わり役員は大会本部へと引き上げていった。
 

◆無事大会を終えて
 本部へ引き上げる途中に役委員の方に色々声を掛けていただいた。皆さんの表情は、無事仕事をやり遂げた満足感からか皆明るかった。

 選手の皆さん、役委員の皆さんお疲れ様でした。


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