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カービングスキーとは? 倉金郁夫 |
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「Carvingとは彫る、切る、刻み込むCarveの名詞形」 こんにちは、スキー大好きのみなさん。カービングスキーについて短くまとめてみました。カービングスキーは従来のスキーと比べて、トップとテールの幅が広く、サイドカーブの回転半径も小さくなっています。このような形状によって、スキーの先端部より回転軌道に入り易く、サイズも短くなっているため操作性、回転性が良くなり、深回りが比較的容易に出来る特性を持っていいます。(ズレの少ないターン弧) |
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カービングスキーは荷重の強弱変化によって角付けを行い、スキーのたわみ(しなり)を作り、調整しながら雪面抵抗を推進力に変えてターン弧をコントロールする運動を理想としています。ターン弧の内側から外側に働きかける力でスキーをたわませ先端部より雪面をグリップしながらスキーを走らせるテクニックにアプローチしやすいのが「カービングスキー」ということです。ここでポイントをいくつか上げてみましょう。 |
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従来のスキー:回す操作が大きい(ひねり)+回る特性が小さい(横ズレをともなう) カービングスキー:回す操作が小さい(ひねり)+回る特性が大きい(横ズレが少ない) などの比較ができます。「カービングスキー=カービングターン」ではなく、求められている性能はスキーヤーの技術レベルや思考によって異なり、非常に奥が深くなります。しかし、個々の技術レベル、目的にあった物をセレクトすることで、誰もが今までにない可能性と楽しさを求められるスキーだと思います。 |
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オールマイティタイプが人気 見てスゴイが滑ってもスゴイ 最近では1台で多用できるオールマイティなタイプのカービングスキーが人気です。特に、A社のモデルで形状もスゴイが滑ってもスゴイ(見てびっくり履いてびっくり)のモデルが気に入っています。この板はフラットバーンからコブバーン、新雪から悪雪まで、さまざまなシチュエーションの中で、中級スキーヤーからトップデモまで対応できるスキーだと思います。このようなオールマイティのカービングスキーが、低迷しているわが国のスキー界に活力と可能性をあたえてくれるでしょう。私はカービングスキーを長期間使用していいますが、カービングセミナー等を通して多くのスキーヤーの方と接して、カービングスキーの持つ効果を正しく理解し、特性を生かすことで、素晴らしい可能性を秘めたマテリアルだと実感しています。 |
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今、私はバックカントリーに夢中で、八幡平、八甲田山の山々のガイドをしながら、オフピステでカービングスキーで楽しんでいます。ちなみに愛用しているのは前文にあげたA社製のカービングスキーを3台使用していますが、今はオールマイティモデルだと思っている「9.11」を愛用しています。本当にスキーって面白いですね。最後にカービングスキーのセレクトのポイントとして3つ程上げてみました。後参考まで。 |
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以上ですが、出来れば試乗してから決めてください。これが一番大切なことです。私の「カービングとは?」にアクセスしてくれてありがとうございます。カービングスキーに関すること&バックカントリースノー等、何でもOKです。遠慮無くお尋ねください。
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