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大雪を求めて3千里
(財)神奈川県スキー連盟 総務本部専門委員 遠藤さつき

2003.12

写真:宿泊先のロッジ ゴンドラの駅
写真:宿泊先の目に前に広場では子供が乗馬 目の前の広場では子供が乗馬

遠藤 さつき
(”03年全日本スキー技術選手権神奈川女子代表選手)

〜南チロルののどかな町〜 
雪を求め11月4日〜28日までオーストリーにいってまいりました。
場所はスチーバイスキー場。南チロルです。
宿泊先の裏山には羊や牛が、そして、目の前の広場では子供が乗馬。
物価も安く生活するには最高!申し分ない場所でした。

写真:ゲレンデにて遠藤さんとみどりちゃん
遠藤さつきさん(左)とみどりちゃん ※1
写真:晴天率が高かったです
晴天率が高かったです

※1 埼玉代表のとってもキュートなみどりちゃん!男顔負けの滑りでスチューバイでもかっ飛ばしていました。ジャンルにとらわれないスキーヤーでクロスにモーグル等の大会もあらしています。会いたい方は川場スクールへどうぞ!

〜私一人パンピー級〜
オーストリーは雪がモリモリ。
天候も安定し最高の条件の中21日間連続で滑ってきました。
今回はまったくのフリーで行ったのですが一緒にトレーニングしたメンバーはみんな上手だったのでいい勉強になりました。
ただ、自分の未熟さもたっぷり痛感してきました。
ビデオを見ると私一人パンピー級?・・・・・・・・。
そうです、吹雪以外は必ずビデオを取り夜にみんなでチェックするようにしていました。自分の感覚と実際の動きがどのようになっているかという部分でビデオはスキー上達へ欠かせないものだと思いました。
最近では人に教えてもらう事が習慣になっていましたが、最終的には自分でもっともっと運動を理解して訓練していかなければいけないこともわかりました。
残念ながら21日間で自分の癖や動きを直すことは出来なかったけどやるべきことはある程度明確になったと思います。
だから、雪を待って練習していきたいと思います。

写真:ゴンドラからの景色
ゴンドラからの景色
写真:スキーの後のマラソンは気持イイ
スキーの後のマラソンは気持イイ

〜長野、群馬有名選手の迫力に魅了〜
また、長野県連や群馬県連の合宿も間近で見ることが出来ました。
有名人がずらりずらり。
低速やバリエーショントレーニング等の基本的な練習からポールトレーニング等の実践練習まで本当に貴重なものを見せてもらいました。というか、勝手に見てました。
それと、地元のレーサーやスキー学校の先生の滑りも感動ものです。
やはりレベルが高かった!

〜基本は外足外傾か〜
生徒さんも一生懸命練習していました。(リフト&TバーではかかさずWatching!)
レッスン内容は、そんなに日本と変わりないかな?と思いましたが、上級者らしき班も外傾や外足を重視していたような気がします。
なので、日本のゲレンデようにカービングスキーの形状にまかせグルグルと板と共に体も回ってしまう人たちはほとんどいませんでした。
一般人もみーんな上手に滑っていました。

写真:ベランダにて
ベランダにて
写真:ゲレンデにて遠藤さんと吉田さん
さつきさんと吉田さん ※2

※2 吉田さん。今年から千葉県連に移籍です。スキー指導者の鏡!技術&人格(?)共すばらしいです。オーストリー暦10年!?ドイツ語も万能。お嫁さん募集中(笑)

〜驚くべきスキー人口〜
オーストリーでは年々スキー人口が増えているそうです。
平日でもゲレンデは大賑わいです。
驚いたのは、地元のスクールで9年間お仕事をしている日本人(翠川君のジャスラ同期)いわく混雑時には1日1000人くらいのキッツがレッスンを受けに来ているそうです。
1日に1000人とは!
日本のスキー学校ではシーズン通じても1000人いかない学校がほとんどでは???
確かにゲレンデにはジュニアが多かったです。
か、と思えば、お昼のレストランでは・・・・・。
周りを見渡せば「ここ老人ホーム?」って思わす口にしてしまったほどおじいちゃん&おばあちゃんがいっぱい。
ゲレンデBarでは店から溢れるほどの若者がビール片手におどりまくり!!!
みんな、本当にスキーライフを楽しんでいました。
日本もまたこんなスキーブームがやってくればな〜〜って思いました。

〜日本の気候に驚き!!どうなっているの〜
というわけで、この3週間スキー三昧で楽しんでまいりました。
そして、この経験を今シーズンにいかして行きたいと思います。
帰国後は日本の天気にびっくりしましたが自然相手のスポーツなので滑りたい気持ちをじっとこらえ毎日予報をチェックしている状況です。
早く沢山の雪が降ってほしいですね!


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